内容説明
一九八八年、平凡な人生を送っていたはずのオ・デスは、ある日突然誘拐され、目覚めるとそこは“私設監禁部屋”だった。理由もわからないまま監禁され続け、彼が突如解放されたのは、二〇〇三年。すでに十五年の歳月が過ぎていた―。何のための復讐なのか。誰のための愛なのか。すべての人の想像を超える、衝撃の復讐サスペンス!話題独占の映画を完全小説化。
著者等紹介
大石圭[オオイシケイ]
1961年、東京生まれ。法政大学文学部卒。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第三十回文芸賞佳作となる
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感想・レビュー
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ミナコ@灯れ松明の火
23
15年間にわたる監禁という絶望的な孤独を味わっても自虐的にならない主人公の意思の強さがすさまじい。監禁犯の「理由」と、その執念はもののけよりもおそろしい。おぞましくもあるけれど妙に爽快なところもあったり。ただ、寝る前に読む本じゃなかった・・・・。2010/11/08
いっちゃん
10
図書館、整備のためお休み。読む本なくなったので、家の本。初読みほどの衝撃はなかったものの、やっぱり面白かった。2018/11/14
読み人知らず
10
そんなことで復讐するのか?という大がかりな策略。結局、報われないのが寂しい。2015/05/04
007
9
気持ち悪い…2018/02/25
緑ドンviva
9
この人の本は何冊か読んでますが、大概登場人物が狂ってるというか普通ぢゃない。そして物語も…。でも何故か嫌いになれずに、つい買ってしまう……f(^_^;笑この人にしか書けない本だと思う。2013/07/11
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