角川文庫 角川ソフィア文庫
長江文明の発見―中国古代史の謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043552016
  • NDC分類 222.03
  • Cコード C0122

出版社内容情報

古代文明が生まれる条件を備えていながら、その存在を認められていなかった、アジア最長の大河・長江。しかし、遺跡発掘の成果は、長江文明の存在を裏づけるものだった。従来の文明史観に勇敢に挑む、衝撃の一書。

内容説明

古代文明が生まれる条件を備えていながら、その存在を認められていなかった、アジア最長の大河・長江。しかし、急展開する長江流域の考古学調査により、「長江文明」の存在が明らかになってきた。稲作の起源や都市文明の成立を物語る古代遺跡。高度な文化を示唆するダイナミックかつ繊細な出土品の数々。発掘成果は、驚異の巨大文明の姿を鮮やかに浮かび上がらせ、「黄河文明」=「中国文明」という伝統的な中国文明史観を揺さぶる。欺瞞と偏見に満ちた定説に勇敢に挑む、衝撃の一書。

目次

序章 父なる大河―長江
第1章 長江流域における稲作の起源
第2章 東方文明の曙:良渚文明の興亡
第3章 巨大城壁都市の登場
第4章 長江上流域の「都市文明」の曙
第5章 〓陽湖畔の青銅王国
第6章 洞庭湖一帯を支配した謎の王国
第7章 異彩を放つ三星堆文明
第8章 疾風怒濤の呉越文明
第9章 超大国楚の興亡
第10章 三峡に育まれた神秘な巴文化
第11章 雲南高原に開花した金印王国

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

酩酊斉案山子

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そもそも古代史は空想を遊ばせる隙間が大きくて楽しいんだけど、文字がないとさらに妄想だらけ。四大文明の嘘はずいぶん前(本書が刊行された頃?)に知ったけど、人間の歴史ってのは文字が発明される以前のほうがずっと長くて「モーゼが海をカチ割った瞬間からさっき俺が串カツ食った瞬間」の何倍もあるんだよな。しかも当時の人々が代々生活していたのは俺たちが考えてるよりずっと「社会」だったってのが本書を読めだ想像できる。それが楽しいか楽しくないかは人によるけど、俺は滅法楽しかった。2019/07/05

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