出版社内容情報
古代文明が生まれる条件を備えていながら、その存在を認められていなかった、アジア最長の大河・長江。しかし、遺跡発掘の成果は、長江文明の存在を裏づけるものだった。従来の文明史観に勇敢に挑む、衝撃の一書。
内容説明
古代文明が生まれる条件を備えていながら、その存在を認められていなかった、アジア最長の大河・長江。しかし、急展開する長江流域の考古学調査により、「長江文明」の存在が明らかになってきた。稲作の起源や都市文明の成立を物語る古代遺跡。高度な文化を示唆するダイナミックかつ繊細な出土品の数々。発掘成果は、驚異の巨大文明の姿を鮮やかに浮かび上がらせ、「黄河文明」=「中国文明」という伝統的な中国文明史観を揺さぶる。欺瞞と偏見に満ちた定説に勇敢に挑む、衝撃の一書。
目次
序章 父なる大河―長江
第1章 長江流域における稲作の起源
第2章 東方文明の曙:良渚文明の興亡
第3章 巨大城壁都市の登場
第4章 長江上流域の「都市文明」の曙
第5章 〓陽湖畔の青銅王国
第6章 洞庭湖一帯を支配した謎の王国
第7章 異彩を放つ三星堆文明
第8章 疾風怒濤の呉越文明
第9章 超大国楚の興亡
第10章 三峡に育まれた神秘な巴文化
第11章 雲南高原に開花した金印王国
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