内容説明
今や誰も止めることも出来ない暴走ダンプカーと化し、全てをなぎ倒して前進を続けるサイバラ先生。しかし、その過去は「むかし太ってた」「友だちが少ない」「マズしい食卓」など思わず目を覆いたくなる苦難のエピソードの連続だった…。デビューから印税生活までの苦闘、そしてギャンブルにまみれていくまでのサイバラを描くパーソナル・エッセイ&コミック集。メルヘン的リアリズムのコミックはサイバラ画の原点。
目次
むかし太ってた
友だちが少ない
漫画家になる方法
わたしはスキマ
マズしい食卓
子供がきらい
こぷるちゃんのこと
サイバラの3高
ウワサは生モノ
お金にルーズ(でも小銭にうるさい)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺーいち
9
女傑ぶった振る舞いに多少の抵抗を覚えつつも、生い立ちにまつわる切ない挿話につい引き戻される。乱暴さの裏に仕込まれた、確信犯的な女性性に翻弄されっぱなしの私。2011/12/05
ソラ
7
今や誰も止めることも出来ない暴走ダンプカーと化し、全てをなぎ倒して前進を続けるサイバラ先生。しかし、その過去は「むかし太ってた」「友だちが少ない」「マズしい食卓」など思わず目を覆いたくなる苦難のエピソードの連続だった…。デビューから印税生活までの苦闘、そしてギャンブルにまみれていくまでのサイバラを描くパーソナル・エッセイ&コミック集。メルヘン的リアリズムのコミックはサイバラ画の原点。2010/10/14
おとしん
7
西原さんの突き抜けた明るさに心から憧れる。乾いた郷愁を忘れずにいられる大人でありたいと心から願う。2010/07/27
ふうふう
6
★★☆☆☆いろんな気持ちが本当の気持ちという言葉を昔どこかで聞いたなー(調べてみたら長嶋有のエッセイでヒット)。下劣トークの次のページに子どものころの切ないまっすぐなエピソード漫画がくる。いるはずのない夫婦が見えてりえちゃんと、呼ばれるという話。怖いのに、親しみを感じる。ぞっとしながらどこか感動。みんな誰でも、いろんな面がるさ。でも、西原さんは、特にいろんな顔があって触れ幅の大きさにめまい。2019/03/06
7a
6
若かりし日のサイバラさん。破天荒な物言いの合間に、センチメンタルな漫画が挟まれて何とも言えない雰囲気を出す読み物だった。ゲッツ坂谷が金閣だったのか。2017/09/27
-
- 和書
- あの日見たこと