角川文庫<br> 崩れる―結婚にまつわる八つの風景

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角川文庫
崩れる―結婚にまつわる八つの風景

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043541027
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

あなたの周りに狂気が潜む……。崩れる女、怯える男、誘われる女……ストーカー、DV、公園デビュー、家族崩壊など、現代の社会問題を「結婚」というテーマで描き出す、狂気と企みに満ちた、8つの傑作ミステリ短編。

貫井 徳郎[ヌクイ トクロウ]
著・文・その他

内容説明

仕事もしない無責任な夫と身勝手な息子にストレスを抱えていた芳恵。ついに我慢の限界に達し、取った行動は…(「崩れる」)。30代独身を貫いていた翻訳家の聖美。ある日高校の同級生だった真砂子から結婚報告の電話があり、お祝いの食事会に招待されるが…(「憑かれる」)。家族崩壊、ストーカー、DV、公園デビューなど、現代の社会問題を「結婚」というテーマで描き出す、狂気と企みに満ちた8つの傑作ミステリ短編集。

著者等紹介

貫井徳郎[ヌクイトクロウ]
1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年『慟哭』でデビュー。2010年、『乱反射』で日本推理作家協会賞、『後悔と真実の色』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

346
初読み作家さんでしたが読みやすくて楽しく読了しました。結婚にまつわる、結婚生活の普通の日々の中でのミステリーの短編集。ミステリーと言っても謎解きみたいなものではなく簡単に結末もわかってしまうぐらいのレベルですがもやもやした感じが残ったり不気味な終わり方が上手だと思います。どの話にも共通して、主人公(全員主婦や結婚前の女性)思い込みの怖さが描かれており、自分に置き換えてもありえるなぁという話もありました。2017/08/05

ミカママ

287
「◯◯れる」をタイトルにした、短編8作。読みやすい、ラストにちゃんとひねりもある、でもどことなく物足りない。97年単行本刊行ということで、古さもあるのかも。貫井さん…女性目線はちとキツい...。奥様に推敲していただいた方がよかったのでは。妊娠、子育てを題材にした内容は、残念ながら、移入できませんでした。また、長編でお目にかかります。2016/04/11

yoshida

214
貫井徳郎さんは初読みの作家さんです。結婚生活や結婚を控えた男女の話し。私は結婚に一度失敗しているのもあり、興味深く読んだ。結婚は祝福されることではあるけれども、そこからは忍耐の始まりとも言える。勿論、他人同士が生活しお互いの家族もありギャップはある。後はどうお互いに歩み寄るか。本作ではタイトルどおり、全編に不穏な空気が流れる。不倫、産後うつ、変わる人間関係等々。予想外のつかないラストもあり、読ませる。作品自体は20年以上前の作品であり、時代背景は変わるが人の感情は今も変わらないものがある。他作も読もう。2018/09/01

夢追人009

191
疑心暗鬼と人間不信に陥りそうになるまさに人間性崩壊の物語集。『崩れる』カス夫とバカ息子に長年虐げられた妻の堪忍袋の緒が遂にブチ切れる!『怯える』意外な真実に最後はホロリ。『憑かれる』手の込んだ悪戯か?それとも幽霊の歪んだユーモアなのか?『追われる』一難去ってまた一難。『壊れる』自業自得。自分だけ安泰と思うなんて虫が良すぎます。『誘われる』サイコ系のどんでん返しが悲惨な戦慄の問題作です。『腐れる』人間一度疑いだしたらキリがないですね。『見られる』真相はこんなに複雑怪奇なのか?と歪んだ人間心理に暗澹とします。2018/07/01

イアン

143
★★★★★★★☆☆☆結婚を題材とした貫井徳郎の短編集。公園デビューに失敗し孤独な子育てを強いられる杏子。新聞の投稿で知り合ったママ友と親交を深めるが…(「誘われる」)。「結婚」にまつわる8編が収録されているが、その言葉から連想される幸福感は微塵もなく、描かれるのは後悔、狂気、憎悪、恐怖など人間のネガティブな一面ばかり。いずれも短い中にゾッとするようなオチがあり、コストパフォーマンスは高い。かつてフランスの詩人ボードレールは「結婚は人生の墓場である」と言ったが、それを証明するような貫井流の世にも奇妙な物語。2024/06/06

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