角川文庫<br> 天使の屍

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角川文庫
天使の屍

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784043541010
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

14歳の息子が、突然、飛び降り自殺を遂げた。真相を追う父親の前に立ち塞がる《子供たちの論理》。14歳という年代特有の不安定な少年の心理、世代間の深い溝を鮮烈に描き出した異色ミステリ!14歳の息子が、突然、飛び降り自殺を遂げた。真相を追う父親の前に立ち塞がる《子供たちの論理》。14歳という年代特有の不安定な少年の心理、世代間の深い溝を鮮烈に描き出した異色ミステリ!

貫井 徳郎[ヌクイ トクロウ]
著・文・その他

内容説明

思慮深かった中学二年の息子・優馬がマンションから飛び降り、自殺を遂げた。動機を見出せなかった父親の青木は、真相を追うべく、同級生たちに話を聞き始めるが…。“子供の論理”を身にまとい、決して本心を明かさない子供たち。そして、さらに同級生が一人、また一人とビルから身を投げた。「14歳」という年代特有の不可解な少年の世界と心理をあぶり出し、衝撃の真相へと読者を導く、気鋭による力作長編ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イアン

129
★★★★★★☆☆☆☆中学生の心の闇を描いた貫井徳郎の長編。14歳の息子・優馬を突然の自殺で喪った青木は、動機に疑問を感じ独自に関係者へ聴き取りを始める。その矢先、優馬の友人が後を追うように自殺を図り――。遺体から検出されたドラッグ、突如現れた脅迫者。息子の自殺を発端とした死の連鎖の背景には何があるのか。本作の最大の謎は不可解な自殺の動機にあるが、「意外性のための動機」という印象が拭えなかった。社会派であればこそ、この部分のリアリティは重視してほしい。たとえそこに「子供の論理」という免罪符があったとしても。2025/06/01

🐾Yoko Omoto🐾

125
ストーリーはラストまで興味尽きず、本当に色んな意味で衝撃的な作品だった。だがミステリとして収束しているものの、これが中学生の発想だろうかという疑問を最後まで払拭できず。LSDや性行為など興味本意でやってしまう年頃であることは理解できるが、「子供の論理」なる理屈で罪まで犯すとは理解も共感もできない。孤独な悩みではないのに何故もっと別の考えが浮かばないのかとそのおかしな結束力にも首を捻るし、それだけ強固な意志を何故違う解決に生かせないのかと呆れてしまう。青木の「実の親でない」という設定も本筋に関係なく不要。2014/09/09

ミッフー

108
お気に入り作家、貫井氏を読みたくてたまたま本屋で手にした文庫本📖あれ⁉️慟哭、乱反射、愚行録と同じ作者なの⁉️起承転結がはっきりし過ぎて読み易す過ぎる💦中学生の自殺にまつわる話だけど安っぽいテレビ東京あたりのサスペンスドラマ観てるみたいでした😓でもテレビでは放映絶対無理❗️中学2年生男女がクスリ使って恍惚の表情でセックスを🤪それが裏ビデオで出回って😱明らかな法令違反❗️と堅いことは申しません😅正直見てみたい気も😜まあ、兎に角、難しく考えずサラリと通勤電車内二日間で読めるライトな小説でした✌️2019/07/17

TAKA

68
子供には大人の社会には通用しない子供たちだけの倫理があり、子供は大人の倫理を裏切るのだと。14歳の少年が次々に自殺する、この設定からして重かった。中学生の男子は好奇心は強いけどもまだ幼く弱い、反対に女子の方が強い。動機としてはそんなことでと思うがこれが子供しか通用しない倫理なのか?他に救いはあったと思うんだが。お父さんが奮闘してますが果たして正解かは置いといてもうちょっと考えて行動してもいいじゃないかな。2021/05/25

ワレモコウ

67
「自殺する奴なんて馬鹿だよ」そう言った矢先、中学2年生の息子が飛び降り自殺を遂げる。自殺を信じられなかった父親の青木は、息子の友人に話を聞いて回るが、その友人も次々と飛び降り自殺を図ってしまう。青木の執念が真実にたどり着いた時、最後の一人が飛び降りるが、命をとりとめる。初期の作品であるが、短いながら読み応えがあった。少年たちの死の原因については、二重三重に仕組まれていて面白かった。「子供の論理」とは…考えさせられるテーマだった。2021/12/03

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