内容説明
考古学の遺跡で出土する人骨は、古代人が残したタイムカプセルといえるほど多くの情報をもっている。性別、年齢、身長、血液型ばかりか、古代人がどのように暮らし、何を患い、なぜ死んだのかなど、骨は彼らの生きた姿を等身大で伝えてくれるのだ。古代人の生活スタイルを骨から読み解き、人骨に対するイメージを一新する！画期的「骨考古学」入門書。
目次
第１章 骨考古学ことはじめ
第２章 人の骨について
第３章 古人骨の個人識別
第４章 古人骨から探る生業活動
第５章 古人骨から探る健康白書
第６章 古人骨から探る人口現象
第７章 骨考古学のすすめ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちはじめ
0
わりと読みやすかったと思うが、内容はほとんど覚えてないな、これ。1999/12/31
ありうす
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一般向けの入門書であるが、啓蒙書ではなく教科書。発掘の成果を元に、考古学上の仮説を紹介していたらもっと万人受けしただろう。しかし著者はそうしないで、自身の専門の「知見の得方」にのみ話題をしぼって書いている。そのため、文章は平易ながら、考古学徒のための本になっている。2017/08/17
