内容説明
この春から幼稚園に通いはじめたゆきぼうの一番の友達は、「つばめのチィチィちゃん」。つばめの雛の成長を楽しみにするゆきぼうと、それを見守るはなえばあちゃん、とくたろうじいちゃん、幼稚園のゆうこ先生…。日常の中のさりげないやさしさを描いた表題作「とんぼがえりで日がくれて」の他、すぐにお母さんとけんかをして家出をしてしまうマサト君の物語「いえでぼうや」、できたての保育園「風の子保育園」の様子を描いた「ともだちがいっぱい」「みんなともだち」など、心あたたまる九編の童話を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
meg
3
純粋の尊さ。 汚れちまう魂。 やさしさは何処。2023/10/25
randa
3
灰谷さんの童話は、優しさで胸いっぱいになれる。感受性豊かな子どもたちと、それに感化される大人たち。子どもを中心にして優しさがどこまでも広がる。ふと発する意外性のある言葉についつい広角が上がってしまいます。2017/08/13
Michi
1
あたたかい気持ちになります。2012/11/27
ruri
0
灰谷作品の子供はゆったりとした時間の中に生きていて、自分のやることの動機をちゃんと見つめることをしている。 子供のすることを否定せずなぜそのような行動をしたのかと子供の目線に立ってくれる大人の存在があることは子供にとってはよい世界だと思う。 毎日急かされた育児をしてます。反省2015/12/08