内容説明
女子大生の六条有沙は、新作ゲームに参加するがその目的は、恋人の裏切りを密告し、自分に猟奇的な人殺しをさせた「女」の正体を暴き、復讐することだった。その女はこのゲームに参加しているらしい。しかし、有沙はゲームデザイナーの公平に、徐々に惹かれ始める。舞台は京都に移り関係者が一堂に集うが、そこには恐しい事件が待ち受けていた!『弟切草』と『彼岸花』の奇跡の融合。ゲームドラマ小説の金字塔、ここに完結。
著者等紹介
長坂秀佳[ナガサカシュウケイ]
愛知県豊川市出身。脚本家、作家。『浅草エノケン一座の嵐』で第35回江戸川乱歩賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シン
10
★★★☆☆2007/12/08
さ~ち
4
弟切草異聞と言いながら、彼岸花と同じような話。 死人花までは面白かったけど、これは…飽きる。2013/08/19
まろんぐらっせ
3
上巻は完全に彼岸花のまんまのストーリーでここまで続けてシリーズ読んできてるものにしたら、また彼岸花、死人花と似たような展開を繰り返すのかと読むのがダルくなりました。でも下巻にくるとかなり弟切草の登場人物も場を多く占めだしてきたので、展開的には全然違ったものになってます。とはいえ、雰囲気がやっぱり彼岸花だし結末も予測しえた範囲内だったから、無駄に混迷しただけのように思えた。2010/03/17
たけとり
2
下巻も上巻同様、登場人物が一人増えただけで彼岸花シリーズとほぼ同じ展開でした。なので、弟切草→彼岸花→幽霊花の順に読んだ方がいいかも。同シリーズの某作品がBADENDならこっちはGOODENDな感じでしたが、犯人は上巻を読んだ時点で予想した通りじゃないか……orz 文章は古臭いし、キャラ立てとはいえ菜つみの感嘆詞とか当て字なグフフとか、読んでいてちょっとつらかったです。ネタ的には「化猫伝」の冒頭のように、あとがきが一番おもしろいようなw あとラストシーンなどはゲーム版の館シリーズ(「YAKATA」だっけ?2013/01/08
kumo
1
★★★★☆