内容説明
恋人を殺された女子大生の有沙は、自分の手で犯人を突き止めて復讐するために、二人の女、融と菜つみを京都旅行に誘い出す。しかしこの計画には、有沙本人も知らない恐るべき秘密が隠されていた!携帯メールに送られてくる「187」の謎…。三人はいつしか、底知れぬ恐怖に追い込まれていく。本当の犯人はいったい誰なのか?ゲーム化された大ヒットノベル『彼岸花』を超える恐怖!鬼才、長坂秀佳が挑む驚天動地のホラー。
著者等紹介
長坂秀佳[ナガサカシュウケイ]
愛知県豊川市出身。脚本家、作家。『浅草エノケン一座の嵐』で第35回江戸川乱歩賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シン
9
★★★☆☆2007/12/06
WildCat
2
彼岸花異聞…ということで、彼岸花読了後に続けて読み始めました。物語は基本的に彼岸花と同じであるものの、新たな謎があり、彼岸花の時には不明だったことが分かったり、色々と工夫がある作品。後半の設定はぶっ飛んでる気がしますが、これも弟切草から続く伝統か。長坂ワールドを堪能しました。2014/02/01
さ~ち
2
彼岸花のアナザーストーリー。 なぞがまたなぞをよぶ…的な!!2013/08/19
ケイト
2
あの『彼岸花』の異聞ということで、どのようなものなのかと期待半分怖がり半分で読んだのですけど、正伝がホラー全開だったのに対してこちらはミステリ色の強い作品なのですね。道具立てとか物語の進行とか、ほとんど同じなのに、こうも違うものができあがるのかと感心してしまいました。真相は段階的にあかされるようかまえられていて、おどろいたり、胸をなでおろしたり、ゾクゾクしたりしながら読み進めていたのですけど、最後の最後に出てきたのにはちょっと口アングリ状態でした。や、面白かったんですけどね。(^-^;)2010/09/02
まろんぐらっせ
2
彼岸花異聞ということですが、ストーリーが彼岸花とほぼ同じなんです。謎の白いマフラー男が出てきたり、設定上に若干の変更点があるものの大筋は一緒。オチの部分に追加エピソード的なものもありホラー色が出ている(……のだけど私は「なんじゃそりゃ」と思ってしまったけど)こっちのお話もPS2の彼岸花のエピソードに盛り込まれてました。2010/02/26