内容説明
日中戦争の影がさす昭和十二年、浅草の人気劇団で看板役者が殺された。容疑者として浮かび上がったのは、なんと人気絶頂の喜劇役者、エノケンこと榎本健一だった。三重密室とアリバイの謎に、親友ロッパらと自ら挑むが、それをあざ笑うかのように第二、第三の殺人が…!『弟切草』の著者が、ミステリー界を席巻した、第三十五回江戸川乱歩賞受賞作、待望の復活。
著者等紹介
長坂秀佳[ナガサカシュウケイ]
愛知県豊川市出身。1989年、『浅草エノケン一座の嵐』で第三十五回江戸川乱歩賞受賞。主にテレビ、映画の脚本で活躍中
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