角川文庫<br> 「忙即閑」を生きる

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角川文庫
「忙即閑」を生きる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 234p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043468072
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

憩いの時と多忙な時は互いに浸透しあっているように思うという大岡氏の現代詩と芸術への思い、古典への誘い、芸術家たちとの温かい交流、外信部記者のころの出来事――。ことばと人、芸術をめぐる大人のエッセイ集。

内容説明

働いている時と憩いの時は、互いに浸透し合っているのではないだろうか。多忙と閑暇は対立し合う状態ではないのだ。詩を書き始めたころの思い出、外報部の駆け出し記者時代の出来事、毛筆で字を書く時の官能的快感をはじめ、日本語や日本文化の問題、現代詩と芸術・芸術化への思いなど…。ともすれば「忙また忙」の日々を送りがちな現代人に憩いのひと時をもたらす、ことばと人、芸術をめぐる「忙即閑」エッセイの数々。

目次

忙即閑でありたい(忙即閑でありたい;古典というのは何だろう ほか)
日本語と日本文化(日本文化とフランス人;「落丁」がうまる歓び ほか)
雨中の大噴水(フレーフレー;雨中の大噴水 ほか)
ものに生き芸術を生きる(大悟の人の強靭な精神活動;八十過ぎて新しき詩人 ほか)

著者等紹介

大岡信[オオオカマコト]
1931年、静岡県三島市生まれ。東京大学国文学科卒業。詩人、批評家。1971年、『紀貫之』で第23回読売文学賞、1980年、「折々のうた」で菊池寛賞、1995年、第51回恩賜賞・日本芸術院賞、1996年、ストルーガ詩祭(マケドニア)で大賞「金冠賞」、1996年度朝日賞受賞。日本芸術院会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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さきん

18
初めて連詩の魅力を知った。日本語に関わるインタビューが必見。2017年現在、大学でも人文系の大学や教育機関は役に立たないと批判され、減らされていく傾向にあるが、突き詰めれば生きていること自体、説明しつくせない不合理なことであり、無駄でもあることを鑑みれば、詩を嗜む人材がゴロゴロ世の中にいた方が、よっぽど理系だらけ、合理主義、金かねの世の中よりも楽しいのではないかと思った。1993年に書かれた本だそうが、遠い昔のように感じる。2017/11/03

tk2308

0
大岡信がバブル期に描いた随筆集。谷川俊太郎と共にドイツの詩人らとの連歌を創るエピソードなど。他に様々な文化人との交流を描いているがほとんどは鬼籍に。本人ももそうだが、著名人が亡くなると○○記念館を建てたりするが次第に忘れ去られ閉館するパターンが多い。2022/08/17

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