内容説明
1967年、広島から一人の青年が上京、志も高く医学の道を歩みだした。個性的な面々が集う学生寮での新生活、教授に対する反発心、初めての解剖学実習のこと、学生運動への違和感、臨床実習で患者を前にしたときの不安、卒業試験…。後年医者をやめることになった著者が、医学生時代に体験した気恥ずかしくて情けない、けれど充実した出来事の数々を、軽快なタッチで綴った好評エッセイ。
目次
医学進学課程
解剖学実習
生理学実験
内科診断学
臨床講義
臨床実習(外来;手術場;病棟)
卒業試験
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
活字の旅遊人
2
これも試験期間中に読んで、逃げを打ってた本だな。
しまん。
1
北杜夫や南木佳士を読んでいても思うことだけれど、一昔前、二昔前の医学生が羨ましくて仕方ない。寮生活の連帯感、時代の雰囲気、学生という身分の自由さ。古き良き時代にやっぱり憧れる。2014/02/13
Nina
1
医学部ってこんなに授業でなくても6年で卒業できるんですね。大学病院という組織の不思議さが垣間見えて、この人の大学生活も垣間見えて,さくっと読めました。2011/08/01
気になる脂肪
0
医学部の生徒は大変。実験と演習、卒研でさえ大変だと思っていた過去の自分は甘いな。でも寮生活には憧れる。2014/10/05
キャン
0
お医者さんの学校って厳しそうだけど、楽しそう!2012/10/10