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角川ホラー文庫
隣人―内田春菊ホラー傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043444168
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

とある集合住宅で新生活を始めた共働きのカップル。夫はコピーライター、妻はスタイリスト。まわりは専業主婦ばかりらしい。最初は至極快適に思えた住まいだったが、やがてふたりの身辺に、不可解な出来事が起こりはじめる…(「私が何をしたっていうの」)。この世で一番怖いのは、“善意”に満ちた普通の人。思わず我が身を振り返らずにはいられない。内田春菊、初のサイコ・ホラー傑作選。

著者等紹介

内田春菊[ウチダシュンギク]
長崎県生まれ。1984年、四コマ漫画で漫画家デビュー。『私たちは繁殖している』と『ファザーファッカー』で、第四回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そのぼん

12
日常の中の鬱々とした怖さを描いた作品でした。漫画と小説の両方が収録されていました。独特な雰囲気でした。2012/09/08

アイアイ

8
短編小説と漫画が交互になっている。人間が怖い話。第3者に異常に介入される不快さ、ストーカーや毒親といつの時代も廃れないイカレタ人たちが数々登場。子供の日記を勝手に読む親って最低ですね。「田中静子14歳の初恋」少女の妊娠とモンスター家族、グロテスクでショックな内容に白目。虐待された人しか書けない作品のリアルさにゾッとさせられました。▽図書館2015/07/31

rkondo_001

6
この世界で生きていて、見て見ぬふりをして流している、気付かぬ事にして意識外へと追いやっている、何だかどす黒い、重く粘度を持ったガスじみた不快な何かを、これでもかと掻き集めて凝縮し、徳用パックで一気飲みさせられる。読了感としてはそんな感じです。人間と、その集合体である環境が抱える汚らしい、胸糞の悪い平凡な日常を高解像度で淡々と並べ立てられ、自分の知る誰か、あるいは自分自身の言動とそれらが重なった時に、このどうしようもなくげんなりする、しんどい物語は全て自らと地続きの出来事になるんです。辛いけれど読むべき本。2021/03/19

読み人知らず

2
「若妻にやる気をなくさせる方法」 2007/04/24

Yukko

1
春菊さんの感性が好き。『…妻のやる気をなくさせる方法』あれっ、これってうちのダンナの参考資料じゃないの?って思わず、失笑w 2013/01/11

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