内容説明
愚かで、考えなしで、向こう見ず。そして一途で、恐ろしいほどのパワーがあって―。恋はいつでも自己中心主義。たとえ周りに面倒かけても不幸にしても、そういう常識にかまっていては走りだせない。いくつになっても、結婚してても、子供がいても。病気であっても、異国にいても、貧しくても。恋をするのに、決して遅すぎるということはないのだから。恋の疾走に、幸多かれ。
目次
第1章 走れ、恋人(恋は暴走;いつか誰かとランナウェイ;門限までを駆けぬけろ ほか)
第2章 恋の法則S・V・R(恋愛における位置エネルギー;距離がエネルギーを奪う時;二人のハートはS・V・R ほか)
第3章 異なる夢を抱きながら(ひとつの夢で眠る夜;二者択一の恋;旅で拾った恋のゆくえは ほか)
著者等紹介
玉岡かおる[タマオカカオル]
兵庫県三木市生まれ。神戸女学院大総合文化学科卒。2年間の教師生活を経て、執筆活動に。’87年、処女小説『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で神戸文学賞を受賞。他の著書に『なみだ蟹のムーンライト・チアーズ』『ラスト・ラヴ』『黒真珠』(いずれも新潮社)、『をんな紋まろびだす川』『をんな紋はしりぬける川』『をんな紋あふれやまぬ川』(角川書店)がある。現在、加古川在住
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