出版社内容情報
殺人・行方不明者が相次ぐ名門ロスター家。調査に赴いたカードとジョーカーを見つめるロスター婦人の視線、仮面の男の視線―。表題作他「サラの遺言」「霊送りの島」収録。心の奥底を震わせる恐怖コミック傑作集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読み人知らず
5
短編集だけど全部面白かったよ!怖さがちょうどいいくらい。2013/01/17
Fumitaka
2
はるか古に藤子・F・不二雄SF短編集の横に並んでいたので「有名な『ミノタウロスの皿』はこれかな?」と誤認していた作品を今になって読了。絵柄としては萩尾望都先生の影響を多少感じますかね。落ち着いた感じで悪くない。話は超常現象も関わるが人の業が悪を生み出すという方向でまとまっている。表題作、リーが退場も含めて効果的。印象的なサブキャラだ。『霊送りの島』は『人魚の森』の最初の話と渡千枝先生の『歪んだ騎士』に入っていた生物兵器の話を思い出した。2024/03/28
ちょこ
1
気持ち悪い怖さ。2018/09/24
sababanana
1
ジョーカーのリアクションに納得。ところで何故カードとジョーカーは1つのベッドで寝てるの?ホラーでなくBL的な話なの?2014/03/09
ジャッカル佐崎
0
軟派なチンピラ男・カード、彼の相棒で霊感持ちのジョーカー、悪徳弁護士のオードソンの3人が、いわくありげな洋館や古城が舞台のオカルトな事件に巻き込まれる「サラの遺言」「ミノタウルス」、風変わりな埋葬の風習が残る「国根島」を訪れた一家と、とある目的のため島を訪れた青年が恐るべき真実を目の当たりにする「霊送(たまおくり)の島」を収録。「霊送の島」はゾンビものかと思わせておいて、もう一捻りを加えた展開が怖面白く、伝奇ホラーとして素晴らしい出来。2023/05/30