角川ホラー文庫<br> 生霊(いきすだま) - ささやななえこ恐怖世界

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角川ホラー文庫
生霊(いきすだま) - ささやななえこ恐怖世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043406012
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リッツ

24
再読。怖い、ホラーなんだけど怪奇現象よりもそれを起こす女の情念がリアルに描かれていて。一方的な思いを遂げようとする生霊。対照的に女を駆り立てる男にも罪がある鉄輪。想いは届けば良いと言うものではないなぁと。2019/02/07

読み人知らず

3
浅茅さんの怖さが際立つ。死んだほうが身軽なのって怖いよなぁ2013/01/15

Fumitaka

2
藤田和日郎先生がいつだか褒められていた作品。表題作はファム・ファタル的な、いくらか「女は怖い」という話で終わってしまっている気もするが、次の「鉄輪」は実際に一年ほど時間を空けて描かれた作品で、「女の情念」のみならず「男も悪い」という視点も絡めており、ささや先生も掘り下げる必要性を後で感じられたのではないでしょうか。「空ほ石の…」の、見降ろされているような団地、舞台装置として機能している。「空ほ石」と「通りゃんせ」で「並んでいる家で順番に死人が出る」という話が二度扱われており、何か元ネタがあるのだろうか。2025/07/25

kujira

2
高校生ごときの恋愛でそこまで怨念情念こめちゃうあたり、普通にしてても生きづらい子たちだったんだろうねえと思ったけれど、それにプラスしてなにかの素養みたいなのがあったんだろうな……。そこらへんはあまり触れてないあたりはまだカラッとしてるホラーだな、と思った。嵯峨くん、地味にダメなやつだよな……2020/09/02

龍國竣/リュウゴク

2
性と死と怪奇は、どうしてこんなにも親和性が高いのだろう。嫉妬が中心に据えられている表題作より、わかりにくい併録の『鉄輪』に魅力を感じた。誰が狂気に冒されているのか、様々な解釈の余地があって不安にさせる。さらに、同作では主人公が幽霊を殺す描写もあり、興味深い。2014/10/01

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