内容説明
アジアで唯一、先進国群に仲間入りをはたし、著者がこよなく愛するニッポン。20余年前来日以来、不思議さは、増すばかり。世界最高の黒字を誇るニッポンの国民は、うさぎ小屋に住み、有給休暇もとらず、ひたすら働き続ける。が、彼等の属する会社ばかりが、ますます豊かになっていくことに疑問は、ないのだろうか。欧米からは叩かれ、アジアの四匹の竜に追い上げられ、金を出せば、成り金国とさげずまれる。ムッシュ・ボネの疑問は、つきるところがない。
目次
1章 ニッポンとフランス、ここが違います
2章 お金の使いかた教えます
3章 住みにくくなった立憲君主国
4章 経済大国の不思議な国際感覚