感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hyena_no_papa
0
2019年6月8日朝日新聞掲載広告「ネルヴァ書房の本」の冒頭に「こんなデタラメがまかりとおっていいのか――怒りとともに《真実の古代史》の姿を明らかにする」と謳うが、アベコベ。「デタラメ」は古田説。相変わらず現行刊本の文面「壹」を陳寿のオリジナルだと盲信する姿勢を固守。というか、論理的考察能力の致命的欠陥ではないかと疑わざるを得ない。出発点での欠陥あればこそ、1990年代以降の「和田家文書」問題へと迷い込み、「真実」を叫ぶのとは裏腹に、迷妄の世界へと迷い込んでしまう。【魏志所謂邪馬臺者也】と『隋書』は明記。1980/12/30
