内容説明
一九五一年頃からその存在が噂されていたヒトラーの秘密文書。アメリカ合衆国の国立公文書館から発見された口述タイプ原稿には『わが闘争』に続くヒトラーの特殊な思想が生々しく綴られていた。激しく粗野な言葉で語られた、その外交政策から垣間見られる狂信性や残虐性は、いまだ戦争の絶えない現代の闇を照射し、ネオ・ファシズムの問題をあぶりだす。今こそ読まれるべき衝撃の書。
目次
生存闘争と平和的経済戦争
生存圏確保の理由とその方策
民族の価値と平和主義的民主主義
ドイツ外交政策の批判と具体的提案
国家社会主義ドイツ労働者党の国内・外交政策
ドイツ統一と領土不足問題
ビスマルクの外交目標とビスマルク後の外交政策
ドイツの再生と誤てる中立主義
ドイツの領土政策の目的
ドイツ外交の基本原則
ドイツの領土対策―東方における生存圏確保
民族価値と政治目標
ドイツとイタリアの利害の共通性
南ティロール問題の本質、ドイツ外交の醜態
イタリアとの同盟
民族の健康な血と肉
ユダヤ人との闘争
著者等紹介
ヒトラー,アドルフ[ヒトラー,アドルフ][Hitler,Adolf]
1889年オーストリアに生まれる。1914年第一次世界大戦に従軍、復員後にドイツ労働者党に入党。国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)に改名し、1921年に党首となる。1933年に首相となり第三帝国を建設。1934年以来大統領を兼ね総統と称した。独裁的権力を握り、侵略攻策を進めた結果、第二次世界大戦を引き起こす。1945年愛人エヴァ・ブラウンと結婚後、総統官邸地下壕にて共に自殺した
平野一郎[ヒラノイチロウ]
1929年1月生まれ。旧制東京文理科大学(現筑波大学)教育学科卒業。愛知教育大学教授、名古屋外国語大学教授をへて、現在愛知教育大学・名古屋外国語大学名誉教授
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感想・レビュー
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