角川文庫<br> 文学と精神分析 - グラディヴァ

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角川文庫
文学と精神分析 - グラディヴァ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043089048
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0190

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

misui

2
イェンゼン「グラディヴァ」及びフロイトによる精神分析的読解。フロイトの読解はあまりに性に合わないのでほぼ読み飛ばした。「グラディヴァ」は古物を通して古代の死者と心を通わせる話で、後半にかけて物語の結構を整えるために興ざめな展開が待っているものの、基本的には死者との恋愛が描かれている。発掘された死者の町ポンペイの明るい真昼に現れる幽霊とのひととき、それがとても良い。2016/02/02

sibafu

1
「文学への精神分析の最初の応用」。全集か何かで部分的に読み記憶に残っていたので改めて読んだ。イェンゼンの『グラディヴァ』は青年が彫像が歩いていると妄想して恋するフェティシズムっぽい話で、ギリシャ神話のピュグマリオーンやバルザックの『サラジーヌ』に近く、現代の二次元の女性に恋するオタクの現象を思い出す話でもある。それをフロイトが精神分析的に分析していく。この二つはセットだから面白い。片方だけでは微妙かもしれないけど。一つのテクストに固執して深読みしていくような姿勢が好きだ。精神分析の文学への応用の希望。2012/11/19

りっか

1
この本でポンペイに興味を持ちました。『グラディヴァ』すごく好きな話です。2009/08/21

いちもく

0
「鮮やか」で「見事」2022/04/25

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