出版社内容情報
日本が狭く見えてきた――。幕末明治の賑やかな大変革を語る教育魂緒方洪庵塾での猛勉強、遣欧使節への随行、暗殺者におびえた日々――。六〇余年の人生を回想しつつ愉快に語られるエピソードから、変革期の世相、教育に啓蒙に人々を文明開化へ導いた福沢の自負が伝わる自叙伝。
福沢 諭吉[フクザワ ユキチ]
著・文・その他
内容説明
福沢諭吉が60余年の人生を回顧した自叙伝。青年時代の緒方洪庵塾での猛勉強、学友を諌めるために書いた遊女の贋手紙、蘭学塾の創設、幕府の遣欧使節に随行したヨーロッパ巡検、洋学者を狙う暗殺者におびえた日々、拒み続けた新政府への仕官―。福沢は抜群の語学力によって教育に啓蒙にと文明開化を導いたが、また勇気と人情に厚い数々のエピソードを残した。話し上手な福沢の思い出話に世相がリアルに伝わる。
目次
幼少の時
長崎遊学
大坂修業
緒方の塾風
大坂を去って江戸に行く
初めてアメリカに渡る
ヨーロッパ各国に行く
攘夷論
再度アメリカ行
王政維新
暗殺の心配
雑記
一身一家経済の由来
品行家風
老余の半生
著者等紹介
福沢諭吉[フクザワユキチ]
1835年大坂中津藩蔵屋敷生まれ。54年蘭学を志し、長崎に出る。翌年緒方洪庵の適塾入門。56年福沢家の家督を継ぐ。58年江戸中津藩中屋敷に蘭学塾を開くが、翌年英学に転向。60年軍艦咸臨丸でサンフランシスコへ渡航。62年幕府遣欧使節随行員としてヨーロッパを歴訪。68年塾舎を新銭座に移転、「慶應義塾」と命名し、71年には三田へ移転。90年慶應義塾大学部を設置。1901年66歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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