出版社内容情報
黄河流域の起源から現代まで、中国四〇〇〇年の歴史の動きを、その根底に流れる民族文化を見つめながら解き明かす。逸話や伝説も織り交ぜられた、子どもも大人もやさしく読める、中国史を一望できる名著。黄河流域の起源から現代まで、中国四〇〇〇年の歴史の動きを、その根底に流れる民族文化を見つめながら解き明かす。逸話や伝説も織り交ぜられた、子どもも大人もやさしく読める、中国史を一望できる名著。
鳥山 喜一[トリヤマ キイチ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
28
非常に簡潔に中国四千年がまとめられており、流れをつかむのにいい本だと思いました。2022/12/20
さとうしん
12
有名な故事を中心に語る中国史。初版が出たのは戦前ということでさすがに古さは否めないが、政治史中心というわけでもなく、文化史の方面にも気を配っている。また小冊ながら近代史も意外と詳しい。とっかかり程度には今でもいけそうだし、変な本で中国史をわかった気になるよりはよっぽど良い。2023/04/05
活字の旅遊人
11
高校時代から何度か読んだ本。タイトルが好きだった。
がんぞ
5
王朝を列記するだけでは無意味だが(夏)、殷、周、秦←皇帝となのるはじめ、漢(前後のあいだに新)、(三國時代)、晋、(五胡十六国)、隋、唐、宋、元←モンゴル支配、明、清←満州族支配。軍閥からのし上がった簒奪者が革命に成功するとは大粛清を意味するが民心が自然になびいたように勝者は歴史を綴る。清は弁髪を強制はしたが皇帝の威儀を継ぐこともした。末期に阿片戦争、あと近代史。『二十一ヶ条』が「さほど不当なものではない」は戦前に出版された名残。日本の歴史を一杯の昆布ダシ饂飩とすれば、支那の歴史はマカロニ(流血に塗れた)2015/02/01
長南 徹
2
中国は常に権力闘争が起きている歴史である。漢民族だけでなく外敵からの脅威や闘争もある。こういう歴史を見ると、したたかになるのはよくわかる。2020/09/13