内容説明
アメリカ合衆国大統領専門車を1発の銃弾がつらぬいた。弾はからくも大統領の心臓をそれ、狙撃犯は逮捕されたが、側近のひとりが命を落とした。その8年後。大統領補佐官のウェスは、仕事先のマレーシアで信じられないものを目にする。あの日銃弾に倒れたはずの男が生きていたのだ!男の行方を調査しはじめたウェスは、何者かに命を狙われはじめる…。数々のベストセラーリスト第1位を獲得した超大作、ついに文庫化。
著者等紹介
メルツァー,ブラッド[メルツァー,ブラッド][Meltzer,Brad]
1970年生まれ。ブルックリンとマイアミで育つ。コロンビア大学ロースクール在学中に書いた『最高裁調査官』(早川書房)で華々しいデビューを飾り、瞬く間に既刊の売り上げ累計が全米で300万部を超える超人気作家となる
越前敏弥[エチゼントシヤ]
1961年石川県生まれ。東京大学文学部国文科卒業。翻訳家。ダン・ブラウン作品の翻訳などで知られ、海外の作家からも厚い信頼を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
6
読んでいないと思っていたのですがハードカバーで読んでいました。詳細は忘れていたのですが、どんどん読んでいるうちに思い出しました。フリーメーソンなどが出てきてダン・ブラウンの本などに似ている気がしたことを思い起こしました。ダン・ブラウンは映画化しているのが多いのですが、これなども映画化すると面白いと思いますが。2014/03/30
コージ
3
冒頭の米大統領暗殺未遂事件から始まる感じは面白そうと思わせる。そこで殺されたはずの大統領の側近が8年後に生きていた。この小説が史実とかを絡めたスパイ小説なり軍事スリラー小説ならありえない話。パレードの群衆やテレビを観ていた市民。シークレットサービスやマスコミの前で側近は撃ち殺されているわけだからだ。ただこの小説はそんなジャンルの小説では無いみたいだから生きていたんだと理解して読み進めた。こんな大芝居をやらかしたからには納得した終わり方を期待したい。下巻に進む。2020/09/13
うたまる
1
「お金、兵力、武器……戦争の勝利を占うのに、そういった古い物差しはどれも役立たずになった。いまの世界で軍にとっていちばん必要なものは、良質で、確実で、信頼できる情報よ。情報こそが王者なの」……”情報”が核となっている本書の中心軸ともなる文章。そして、かように重要だからこそ情報は、現実社会でも送り手と受け手の双方から、捏造され、歪曲され、加工される。国家が扱うような機密情報から、ワイドショーのゴシップまで。2012/01/26
よっちゃん31号
0
一回読んだかなぁ2013/06/10