内容説明
朝鮮戦争のさなか、山奥深くにひっそりと小さな村があった。その名はトンマッコル。社会から隔絶され、争いを知らず、笑顔と平和があふれる純粋な場所―そんな奇跡的な村に、敵対する3つの軍の兵士たちが偶然迷い込む。銃を突き付け合う彼らを不思議がる村人たち。ここでは争いより日常が大事なのだ。やがて村になじみ、かけがえのないものを学んでゆく兵士たち。だが戦争の影が村まで忍び寄っていた…。愛と涙の感動作。
著者等紹介
チャンジン[チャンジン]
1971年生まれ。ソウル芸術大学を卒業後、脚本家、演出家として活動。テレビ界で実力を磨いたのち、95年に朝鮮日報新春文芸戯曲部門に選ばれた。『チョノ洞旧交差点』で演劇界に進出。人気劇作家として活躍する傍ら、映画界にも進出を果たし、自ら監督もした『SPY リー・チョルジン/北朝鮮から来た男』では百想芸術大賞の脚本賞を受賞。その他さまざまな作品の脚本を手がけている
パククァンヒョン[パククァンヒョン]
1969年生まれ。CM監督として第一線で活躍し、国内外の賞を受賞。チャン・ジンが製作をつとめたオムニバス映画の一篇で監督デビューを果たす。『トンマッコルへようこそ』で大韓民国映画大賞の監督賞、新人監督賞、脚本賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 精神・自我・社会