内容説明
通称“魔女”のおばあちゃんの住む不思議な村にやってきたペギー・スー。そこには四百年も生きた巨大な蝶が舞い、世界一の幸せを運んでくるという伝説があった。しかし最近、雲に潜む何者かの攻撃で蝶が弱り果て、村には不幸つづきらしい。村を救う旅に出たペギーは、幸福の蝶を追って空から地底の隠れ家へ―。次々と現れる敵に、ペギー＆青い犬が大奮闘！そしてついに、お化けとの最終戦争も！？スペクタクルな第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つばめ
65
本シリーズ第三弾！お化けが見える事以外は普通の14歳の女の子が、こんなにも勇気を持って、また他人の為に(仕方ないと諦めながらも)行動していくのは本当に凄い。前作も難易度の高い冒険だったけれど、今回はそれ以上。雲の上で戦い、地下で戦い、かと思えば宇宙の果てで戦い…お化けの正体も明かされ、終止符を打ったように見えるけど続きはどうなる事やら。2020/01/14
クナコ
10
初読。シリーズ第３巻。今回は「不思議の国のアリス」を感じない展開だった。代わりに「ジャックと豆の木」や「地底探検」を彷彿させる。前回より展開が早く嗜虐的な描写も少なくて読みやすかった。ポンポン話が進むうえ、場面が上へ下へと目まぐるしく、子供の頃に読んだらさぞわくわくしただろうと思う。どうもこのシリーズの世界の人々は、手に入れた幸運を失うことへの恐れと拒絶感が強い。人は得ることよりも失うことの方が心に強い印象を持つというから、当然といえば当然か。彼氏のセバスチャンのことは、早くも前作で危惧した通りになった。2021/11/11
侑奈
9
ペギーもてもてやん笑2019/07/11
あつぼう
7
次から次へと不思議な世界を作りあげるセルジュ・ブリュソロの発想力って凄いです。ペギー・スーのおばあちゃんが登場してきて色々な魔法のアイテムでペギーを助けるけど、そのアイテムがドラえもんのアイテムのようで面白かったです。そして３作目にしてついに天敵でもある見えざる者たちの秘密が明らかになり彼らとの対決も一段落って感じかな。雲の上から地底まで今回も大冒険をするけど、仲間の大切さを痛感させてくれる一冊です。ペギー・スーと砂人間セバスチャンとの恋に新たに登場する少年シーンが割り込んできてどうなるのか楽しみです。2010/01/28
珂音
6
もふもふガーデンだ!!は、置いといて、荒唐無稽でツッコミどころは満載だけど面白い。ここまで読んだ中では一番のお気に入りとなりました。2010/06/16
