内容説明
地球上でただひとり、悪いお化けの姿が見えるペギー・スー。幼い頃、世界を守る力をその瞳に授けられたのだ。お化けの嫌がらせで厄介もの扱いされる辛い毎日。そんなある日、越してきた町で奇妙な事件が起こる。青い太陽が現れ、その光を浴びた少女が一夜で天才に!嫌な予感を覚えるペギー。そう、それはお化けが仕組んだ恐ろしい計画の始まりだった―。涙と笑いと震えが止まらない、大人気シリーズ待望の文庫化。
著者等紹介
ブリュソロ,セルジュ[ブリュソロ,セルジュ][Brussolo,Serge]
1951年パリ生まれ。SF、ファンタジー、推理、冒険、歴史などありとあらゆるジャンルで小説を書きこなし、フランスのスティーヴン・キングと称されるほど本国では大御所の作家。著作は過去140作近くにのぼり、ベストセラー作品は数知れない
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恋するファンタジーの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つばめ
71
小学生ぶりに読み返したペギー・スー。記憶にある不思議さそのままと、こんなにもダーク感溢れるファンタジーかつSFチックな作品だったっけ?というドキドキさで楽しかった。たった一人で見えざる者に立ち向かっていくペギーは本当にたくましい子。もしも動物たちがこの作品の様に知性を持ってテレパシーで人間を支配できるようになったら?めちゃくちゃ怖い。次作も、当時の印象を思い出しながら読んでいこう。2020/01/04
ゆのん
66
ジャケ買いしてしまった本。買った後で作者が『フランスのスティーヴン・キング』と呼ばれていると知る。キング好きとしては是非とも読まなければ。14歳のペギーは『見えざるもの』つまり幽霊を見る目をもつ少女。その目で見つめると幽霊を焼く事が出来る。仲間は無く幽霊による妨害行為により頭のイカれた子として有名。新たに引っ越した先で街ぐるみで幽霊の攻撃に合う。ファンタジーの中にシュールさとブラックさが盛り沢山で面白かった。2018/12/26
昼夜
26
タイトルに魔法の瞳ってあるから魔法系のファンタジーかと思ったら全然違った。こんなに背筋がゾッとするファンタジーは初めて。これよんでトラウマになる子だっているんじゃないかな。かなりショッキングなんだけど面白い。映像化してほしいけど無理だろうな。2010/08/29
シロうさぎ
17
この世のままならぬ事はすべて「見えざる者」幽霊の仕業。その幽霊と唯一戦えるスー。幽霊との戦い第一弾は、動物達が人と同じ知能とそれ以上の力を持ったらでの戦いです。世界的ベストセラー作品ですが、子供向けとは言え大人でもそれなり楽しめました。青い犬、最後はとっても感動的。純粋な思いがなかなか通じないのは人間だけかしら・・・。2015/05/01
侑奈
14
あぁ、犬がテレパシー使えたらいいなぁ❤2019/07/01