内容説明
一九九〇年、ペルーの飛行機墜落事故で消息を絶った父の行方に疑問を感じ、ジェイムズはホームページで情報を募っていた。その彼の前にアメリカ中央情報局から人事採用官が姿を現す。誘いにのった彼を待ち受けるのは想像を絶する過酷な訓練と、愛情までも利用する非情なマインド・ゲームだった。“信じるな。自分の五感でさえも”―CIAのルールが意味する本当の恐ろしさを、ジェイムズは身をもって知ることになる…。騙し合いにつぐ騙し合い。“スパイ養成”の実像に迫る迫真のトリック・サスペンス。
著者等紹介
タウン,ロジャー[タウン,ロジャー][Towne,Roger]
脚本家。ロバート・レッドフォード主演『ナチュラル』共同脚本ほか、トム・ベレンジャー主演のCIAエージェント・サスペンス『エスピオナージ・エクスプレス』脚本などを執筆
ウィマー,カート[ウィマー,カート][Wimmer,Kurt]
脚本家として12年のキャリアを持つ。代表作に『トーマス・クラウン・アフェアー』『スフィア』など。2002年に『Equilibrium』で監督デビューも果たしている
グレイザー,ミッチ[グレイザー,ミッチ][Glazer,Mitch]
「エスクァイア」「ローリング・ストーン」「プレイボーイ」などの各誌で映画記事を執筆後、ジョン・ベルーシとの交流をきっかけにTV「サタデー・ナイト・ライブ」の脚本チームに参加。主な映画脚本作に『大いなる遺産』『3人のゴースト』がある
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