内容説明
解読された古文書は、12世紀の十字軍騎士の手紙で、古代ユダヤの秘宝を発見したというものだった。疑念を抱きながら調査を進めるレイラだが、この秘宝にはヒトラーも強い関心を抱いていたことが明らかになる。一方、過去のユダヤ人殺しの捜査を進めていた刑事たちは、老人がナチスの残党であったことを突き止めたのだが…。複数の謎が絡み合いながら示す先にある秘宝とは!?空前のスケールで紡ぐ、一大歴史絵巻。
著者等紹介
サスマン,ポール[サスマン,ポール][Sussman,Paul]
1968年生まれ。ケンブリッジ大学にて歴史学を専攻。卒業後、海外各地で様々な仕事を転々とし、’91年帰国。雑誌の創刊に関わるなど、ジャーナリストとして活動を始め、新聞各紙にてコラムを担当。’97年には“ブリティッシュ・コラムニスト・オヴ・ザ・イヤー”にノミネートされる。2002年『カンビュセス王の秘宝』で小説家デビュー。また、執筆活動の傍ら、いくつかの発掘調査チームに公式に加わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
散文の詞
11
宝探し、どんでん返し、と、後半になって盛り上がって来ます。でも、やっぱり、カタカナが多くて、しかも、中東あたりの事情がわからないとのめり込めないな。2019/07/02
Richard Thornburg
1
★★★★
FujisawaMekio
1
宝探しや どんでん返しもあって、 後半になって盛り上がって来ます。 でも、 やっぱり、カタカナが多くて、 しかも、中東あたりの事情がよくわかんないので、 いまいち、のめりこめないかな。2012/05/25
RIN
1
上巻からは想像もつかない展開にビックリしながらも、一気に物語の世界へ。イスラエル、パキスタン、エジプトという、民族や宗教等々が複雑な3カ国を舞台にしながら、各立場にニュートラル。なのに、物語が平板にならないのは、それぞれを代表する登場人物たちの苦悩や幸福の裏付けや人柄がしっかりと書き込まれているせいだろう。誰一人嫌悪感を抱くことなく、それぞれの立場に思いを致すことができる。もちろん、『ダビンチ・コード』並みの謎の追求も興味深い。これはおススメ。2011/04/18
ココベリ
1
中盤から、フィクションなのかノンフィクションなのかわからなくなった。でもこのシリーズ好き☆2010/11/07