内容説明
第二次世界大戦末期の英国領ジャージー島。古い屋敷に幼い子供とたった三人、戦争から帰らぬ夫を待つグレース。強度の光アレルギーの子供たちのために、カーテンは昼間でも閉めきったままだった。ある日やってきた三人の男女を使用人として雇うが、そのころから、誰もいないはずの階上から足音が聞こえたり、夜中にピアノがもの哀しい曲を奏でたり、という現象が起きはじめる。屋敷中を調べたグレースが見つけたものは…。その恐怖に世界が戦慄した、ゴシック・ホラー問題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nuit@積読消化中
99
【日本の夏はやっぱり、怪談〈其のニ・洋編〉】参加本です！映画『アザーズ』のノベライズ小説。公開当時映画を観て好きな雰囲気のゴシックホラーだなと思い、活字でも堪能したくて積読していたのをようやく読みました。ネタバレになるので詳細は書きませんが、映画をまだ観ていない方はノベライズから読んでも良いかもしれません。いや、映画から観た方がいいかな(笑)？いずれにしても、なるほど〜、というラストを楽しめます。2018/08/14
miiiii
5
何度も観た映画だったので映像を思い出しながら読み、字幕・吹替両方で観ましたがグレースの声が吹替では戸田恵子だったので、その声も思い出しつつ、最後までしっかり読めました。個人的には映像の方がやっぱり良いです。2010/12/01
No.7
3
映画ノベライズ。名画なので、以前ネタバレは食らってしまってました。なので期待せずに読んだんですが、結末を知ってたにも係わらず、映画ノベライズ私史上最高に面白かったです。美しいモダンホラーの雰囲気と、心理描写。ノベライズとは思えません。そう、私的には映画ノベライズが今まで面白かった試しがありません。2022/10/27
まー
1
あれ？この話どこかで・・・と思ったら、先に映画で観てたことすっかり忘れていました。原作本というわけではないので、映画の内容と全く同じでした。これは映画を先に観て正解だった。2010/10/23
