角川文庫
ロード・オブ・ザ・リング―『指輪物語』完全読本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042901013
  • NDC分類 933
  • Cコード C0198

内容説明

世界を破壊し悪の支配する場に変えてしまう一つの指輪。この魔力を滅ぼすためにフロドは8人の仲間とともに、命を懸けて指輪を捨てる旅に出る決意をした。頼れるのはたったひとつ―仲間への信頼と友情。世界を滅亡から救うために、9人の仲間たちの、長く壮大な旅が始まる…。すべての現代ファンタジー、そしてロールプレーイング・ゲームの原点『指輪物語』。その膨大なストーリーを読み解くために、エッセンスとポイントをわかりやすく記した、『指輪物語』ガイドブックの決定版。

目次

トールキン教授の生活と時代
中つ国と『ホビットの冒険』
『旅の仲間』の物語
『二つの塔』の物語
『王の帰還』の物語
トールキンの基本的なアイディアの源
名前をつけること
人、土地、もの
『指輪物語』はどのようにして書かれたか
今日のトールキン
三部作―風刺か寓話か
妖精物語に関するトールキンの理論
古典叙事詩のなかのファンタジー
武勲の歌(シャンソン・ド・ジェスト)におけるファンタジー
中世ロマンスにおけるファンタジー
ファンタジーを創った人々

著者等紹介

カーター,リン[カーター,リン][Carter,Lin]
1930年、アメリカ生まれ。1959年に発表した「ラヴクラフト論」で評論家として、また1965年から始まった冒険ファンタジー「ソンガー・シリーズ」で小説家としての地位を固める。1988年没

荒俣宏[アラマタヒロシ]
1947年、東京生まれ。慶応義塾大学卒。膨大な知識を駆使して、古代文明からサイバー・カルチャーまで多岐なジャンルにわたる文筆活動を展開。『帝都物語』(角川文庫)で一世を風靡する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

53
リン・カーター著である時点で嫌な予感はしていたのだが、目次を見て唖然。同著者による『トールキンの世界』を訳者の荒俣宏が再編集加筆したものだったorz どちらかと言えば文庫本サイズになっているこちらを読むことをお勧めする。★★★★☆2017/02/02

barcarola

5
「指輪」の参考書というよりは、神話・民間伝承やファンタジー文学全般の解説書。私も嫌いではないのでニヤニヤしながら読んだ。2019/03/17

ミョウガ

4
作者と訳者のヤバめの熱量が溢れて止まらない解説本です。そもそもトールキン先生がまあかなりヤバい熱量で作り上げた指輪物語、そして舞台である「中つ国」の世界に対して、これまたヤバい熱量で神話、叙事詩などをガンガン引用して自分の考察を語るカーター先生。ヤバいとヤバいの共演で、途中「いや何いってんの?すごい早口か?ヤバいな?」と、語彙がヤバいに特化するほど熱い解説本です。限界まで調べて限界の語彙で…還暦にも満たぬお年で逝去されたことが本当に惜しまれます。2023/01/27

じゅんた

2
最後の方は斜め読み2019/04/24

Natsuki

2
指輪物語は、まだ読んでいないので是非読まねば!と思いました。2014/05/21

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