内容説明
「もうきみを愛していない、ぼくは家をでていく―」ある日突然、男から別れを告げられた。彼には新しい女がいるという。だが、私はどうしても手放したくない。知的でエロティック、繊細でやんちゃ坊主のような、どうしようもなく魅力的なこの男を…。激しく燃え上がった恋愛こそ、別れもまた耐え難い痛みをともなう。理性ではどうにもならない、濃密で哀しい愛の本質を描いた、ある女性作家の衝撃の愛の記録。
著者等紹介
テキシエ,キャスリン[テキシエ,キャスリン][Texier,Catherine]
フランス生まれ。パリ大学卒業。1977年からモントリオールに住み、81年ニューヨークへ。1983年、フランス語の小説『Chlo´e l’Atlantique』を上梓。また同年、作家である前夫ジョエル・ローズとともに文芸誌「Between C&D」を創刊
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