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角川文庫
ヴィドック

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042896012
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0197

出版社内容情報

19世紀のパリ。凶悪犯から警官となり、市民に愛されたヴィドックの死が、街中を震撼させた。犯人は〝鏡の顔を持つ男〟。伝説の英雄と謎の殺人鬼の対決、隠された陰謀--『クリムゾン・リバー』のJ.グランジェが放つ超一級のミステリ!

内容説明

19世紀、パリ。フランス革命後の混乱の時代、凶悪犯から警官、探偵へと転じた英雄がいた。その名はヴィドック。ある朝、ヴィドックの死が報じられ、相棒のニミエのもとに作家だという若者、エチエンヌが訪ねてくる。だが、ヴィドックの死の真相を探る彼の後を追うように、証人が次々と殺されていく。そして、次第に明らかになる錬金術師の影…。犯罪者から世界初の私立探偵となり、バルザックやユーゴー、ポーなどに影響を与えた実在の英雄、ヴィドックが活躍するゴシック・ミステリー。

著者等紹介

グランジェ,ジャン=クリストフ[グランジェ,ジャンクリストフ][Grange,Jean‐Christophe]
1961年、パリ生まれ。フリーのルポライターとしてキャリアをスタートし、フランス他で多数のルポルタージュを発表。94年に執筆した“Le Vol des Cigognes(コウノトリの飛翔)”で小説家として衝撃デビューを果たし、『クリムゾン・リバー』(98)の映画化により大ブレイクした。続く第三作“Le Concile de Pierre(冷ややかな会議)”(00)も発売と同時にベストセラーに。現在、フランスで最注目の新鋭ミステリ作家である
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

15
「クリムゾン・リバー」のジャン=クリストフ グランジェによる同名映画のノベライズです。19世紀、世界で初めて私立探偵を職業としたフランソワ・ヴィドックが主役。1830年頃の魔窟のようなパリの雰囲気や鏡の仮面の殺人者など、設定や道具立ては良いのですが、中身はスカスカです。素人が考えてもあり得ない殺人方法は、ゴシック・ホラーといわれれば納得せざるを得ません。テンポが映画まんまなので、場面転換が小説のそれとはそぐわず、結局、何も残りませんでした。ヴィドックという実在の怪人物を発見したことが唯一の収穫です。2016/12/01

眠る山猫屋

11
再読。映画も観たのだけれど・・・。たぶんフランスでは著名なのだろうけれど、馴染みがないせいか今一つのめり込めなかったかな。フランス革命前夜の物語としては、興味深いのだが。2015/12/18

Wisteria

7
最後まで読み通せる程度の面白さはあった。ただ読み終わっても何だかスッキリしない。雷殺人が物語の始まりだったのに、最後の方で全く触れられていない。どうでも良くなった。時間の無駄だったかも。2016/03/26

4545

4
なんか、ストーリーに違和感がある。辻褄があっているのだろうか。あまり面白くない。やっぱり、こんな本に手を出すんじゃなかった。映画だと、幻想的な映像に惑わされるのだろうか。2004/04/16

いくっち@読書リハビリ中

4
映画の小説本。元々実在したフランスの英雄ヴィドックを主人公にしたもの。活字だと何となくこうなるのではと想像できてしまうところがなんとも・・・2002/01/28

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