内容説明
スティーヴン・ストロング、三十ウン歳。無職、離婚手続き中。そんな冴えない中年男に突然転機が訪れた。地元プロサッカーチームから、スター選手を痴漢容疑で訴えた元同級生の調査を依頼されたのだ。鼻息荒く憧れの探偵稼業に足を踏み入れたスティーヴだが、世の中そんなに甘くない。正体不明の連中に、脅かされ、殴られ、騙されて、新米ヘボ探偵はアッという間にボロボロに。しかも事件は思いがけず大事件へと発展して―。プレミア・リーグのリアルな実態と、英国流辛口ユーモア満載の、小粋な探偵小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
4
コミカルな中にも苦いエピソードもあり、まあまあの読み応え。しかし、この手の本はどうしてクライマックスで主人公(たち)が絶体絶命のピンチに陥り、「敵」が馬鹿みたいなミスをしたりして墓穴を掘るのが多いのだろう。358ページ 2011/04/02
坊っちゃん
1
★★★2018/07/15
lop
0
プレミアリーグのクラブで起こったゴシップ事件を私立探偵として捜査する話。序盤はゲスな話しすぎて、あんまり好きになれなかったんですが、話が進むと弱まってきたので、実際にこんなもんかなと。普通に読めました。2015/08/30
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
0
2001年11月2日
psdstar
0
イギリスプレミアリーグが舞台の話。シティだから勝手にマンチェスター・シティだと思ったんだけど違うの?初心者探偵がしょっぱくがんばる話。最後の立ち回りのシーンとかはけっこう笑えた。ハードボイルドっぽいのに出てくる女性に夢も希望もミステリアスなかんじも無いのが主人公にとってかわいそう。フットボール好きならもっと楽しめるんだろうな。 2012/08/23