出版社内容情報
80年代、全米に笑いと興奮を振りまきながら、最後はそのエスカレートした芸ゆえに聴衆に疎まれたアンディ・カフマン。わずか35歳でこの世を去った彼の奇行と誤解に満ちた生涯を描く、笑いと涙のの評伝。
内容説明
全米に笑いと興奮を振りまき、その芸の過激さゆえに世間から疎んじられてしまった伝説の天才コメディアン、アンディ・カフマン。多くのファンをケムに巻いたにもかかわらず、最も愛された…彼は休みなく観客を挑発し、人々の心を揺さ振り続けた。客は笑い、怒り、たじろぎ、そしてついには彼を拒絶する―彼が観客に見放されても追究し続けようとした笑いの、そして芸の本質とは!?わずか三十五歳でこの世を去ったアンディの想像もつかない奇行と誤解にみちた生涯。その栄光と挫折のすべてを、間近でつぶさに見てきた著者が暴露する、涙と笑いの評伝。
目次
幕開け
ガイコクジン
トニーという男
若者よ、西部を目指せ
タクシーで立ち往生
どんちゃん騒ぎ
クリフトン鎖を解かれる
ムスタング襲撃
偽装作戦
順調な日々〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sasha
5
ジム・キャリー主演の同名映画の原作だと勘違いして読み始めたら違った。映画でジム・キャリーが演じたアメリカのパフォーマー、アンディ・カフマンの評伝なのだが残念ながら私がアンディを知らないので半分も理解出来てないと思う。しかし、アンディが目指したのは予定調和の笑いではなく、見る側のすべての感情を引き出すことだったのではないかとは感じた。やっぱり題材になっている本人を知らないと、いくら映画を観ていてもダメだわ。反省。2018/07/09
MICK KICHI
1
サタデーナイトライブの1stシーズンDVDボックスを観て、アンディ・カフマンの実物を知りました。 常軌を脱した唯一の笑いの求道者。 You Tubeでその芸の一部でも観たくて探し回りました。 デニーロの「キング・オブ・コメディ」にも通じる壮絶な笑いに対する姿勢に驚くばかりです。2017/06/14
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