角川文庫<br> 太陽の王ラムセス〈5〉アカシアの樹の下で

  • ポイントキャンペーン

角川文庫
太陽の王ラムセス〈5〉アカシアの樹の下で

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 445p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042836056
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

内容説明

ラムセス在位二十一年目にして、エジプトはついにヒッタイトと和平を結び、富と繁栄を謳歌する平穏の時を迎えた。この平和を揺るぎないものとするために、ラムセスはヒッタイト皇帝の要求を受け入れ、ヒッタイトの皇女をエジプト王妃として迎え入れることを決意する。だが、再び嵐の気配が漂い始めていた。自由の身となったウルヒテシュプがラムセスへの復讐の念に燃えていたのである…。肉親を、友を、そして最愛の人を亡くしたラムセス。やがて、世界最強のファラオといわれた“光の息子”ラムセスにも静かに老いの影が忍び寄ってくる。『太陽の王ラムセス』全五巻、ついに完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

69
これまでラムセスを苦しめていた災厄は去った。だが、新たな災厄が、ラムセスに迫り来る。波乱万丈の生涯でありながらも、90歳を越える長寿を全うしたラムセス。短命なファラオが多い中、ラムセスがそこまで長生きできたのは、彼の優れた判断力と俊敏な行動力が数々の奇跡を起こしたからでもあるが、心の底から信頼できる親友たちと部下がいたからであり、彼らの身にふりかかる魔を命がけで払ってくれた献身的な妻がいたからだった。2019/11/09

みや

35
第四巻で全てをやり尽くした感があったが、大小様々な問題は湧き続け、それらを解決しながらも未来へ繋がる形で物語は完結した。愛も復讐の念も引き継がれる。新たに訪れた平和な時代にポツンと取り残された男たちの最後の足掻きが無性に切なかった。歴史小説としては想像部分が多いけれど、3300年前にラムセスという男が生きていたのは確かなこと。動き、話し、考え、愛す姿を本書で見られたことで、これまでどこか作中人物のような存在だった彼が、一気に『人間』として浮き上がってきた。タイムマシンに乗って彼に会えたような夢心地にいる。2018/04/14

まなつ

25
太陽の王ラムセスシリーズ全5巻。読了しました。新品では見つけられず中古のセットで購入しましたが、すごく良かった!古代エジプトにおいて身長180センチの立派な体躯と90歳の長寿を誇り(平均寿命35~40歳)、長きに渡る平和な治世を行った偉大なるファラオ。これだけの権力を持ちながらも私利私欲にとらわれることのない人間って?やっぱり神そのもの?壮大なドラマを見せてもらった気分です。エジプト好きなら読んで損のないシリーズです。2019/08/28

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

18
*英雄物語5巻〈完結〉*古代エジプト第十九王朝。ラムセス在位21年目にして、エジプトはついにヒッタイトと和平を結び、平穏の時を迎えた…。だが、老いる彼のすぐ傍まで…次の嵐はもう既に迫っていた!今宵、ついに彼は永遠の王となる!?(紹介文・他より)――傑作古代エジプト大河ドラマ…ついに完結!まさに圧巻の素晴らしさでした! ⇒続き2014/02/09

明智紫苑

16
かなりギリギリまで緊張場面があったけど、大団円。身体的にあまり丈夫ではない(ハズの)アメニが、長生きしてラムセスの最期を看取ったのはド根性(死語?)か。2014/12/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/379770
  • ご注意事項

最近チェックした商品