内容説明
FBI女性捜査官モニカ・バナンが謎の失踪を遂げた。捜査陣の前に現れたのは、透視能力を持つというカトリックの元司祭ジョー。捜査に進展と混乱をもたらすこの男は何者なのか?指名手配中の身で隠遁生活を送るモルダーと、同じく捜査官を辞し、現在は医師として活躍するスカリーは、FBIの要請で捜査現場に復帰。2人は6年ぶりに“X‐ファイル”の闇の世界に身を投じ、想像を絶する惨劇に巻き込まれていく…。
著者等紹介
コリンズ,マックス・アラン[コリンズ,マックスアラン][Collins,Max Allan]
シェイマス賞を2度受賞し、エドガー賞にもノミネートされた実力派作家。映画のノベライズも手掛ける。妻と息子と共にアイオワに住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まえすとろ
7
大ヒットTVドラマシリーズとなった『Xファイル』の劇場版二作目にして足掛け十五年に及ぶシリーズの事実上「最終話」に当たるエピソードは、宇宙人も闇の政府も出て来ないホラーサスペンス。女性FBI捜査官の失踪事件の捜索上で起こる超常現象を軸に、主人公のモルダーとスカリーの間柄を内面的に描くと共に、全シリーズを通して語られてきたテーマを描き切った秀作。2012/02/08
ニミッツクラス
2
X-ファイル劇場版2作目「真実を求めて」のノベライズ本。こ、これは判らない・・なぜモルダーとスカリーがFBIから離れ、或いは一緒に暮らしているのか? 前作の劇場版と無関係でTVシリーズの後ろの方を観てないとダメなのだろう。解説で、90年代後半にヒットした「ミレニアム」をクリス・カーターが仕掛けたとあり、そちらの方が旧聞ながら驚きであった。本書、内容は邦題を加味して従前の謎解きを期待すると、凡庸とも思える展開に消沈するかも知れない。賛否分かれる内容だが、コリンズのプロフェッショナルな筆致は満足。★★★★☆☆2012/09/17
pikkoro
1
ファンなので映画もみましたが、行間がかかれている小説も読みました。ただ翻訳した人はシリーズみているか疑問(^^)モルスカの会話からなんとなくそう思いました。2013/01/17
南註亭
1
ノベライズではあるが、小説としてじゅうぶんに楽しめる。2009/04/10