内容説明
アラブの遊牧民ベドウィンの部族長を父に、イギリスの伯爵令嬢を母に持つ、ラシッド家の美しき四兄妹。双方の家に強く誇りを持つこの特異な名門一族は、ビジネスの世界でものし上がり、今や世界有数の大富豪となっていた。だが、アメリカとロシアの石油企業が自分たちのビジネスの邪魔をしていると見るや、世界を揺るがしかねない企てを仕掛け始めた…アラブとイングランドの戦士の末裔としての熱き誇りをかけて挑まれた戦い。この強大な敵にディロンら一党は総力を挙げて立ち向かう。
著者等紹介
ヒギンズ,ジャック[ヒギンズ,ジャック][Higgins,Jack]
1929~。イギリス生まれ。幼年時代をベルファストで過ごし、第二次世界大戦にも従軍。75年『鷲は舞い降りた』が世界的ベストセラーとなり、その後も筆名を多く使い多数の作品を送り出している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふみふみ
12
アラブとイギリスの戦士の血をひく名門ラシッド家の四兄弟というディロンシリーズ最大の敵に対して、ディロン側は元ギャング上がりのビリーを相棒に据えて安っぽいメロドラマが加速し、相変わらず予定調和の軽いアクションが続く。敵を最強レベルに上げた分だけ、ディロン側も主要メンバーが欠けていくようなプロットにしないと、ますます軽くなりますね。本シリーズはアンチ007スタイルで元から重厚感はないですが、本書は更に拍車がかかってB級ムービー感を醸し出してます。2024/11/09
tai65
2
星4つ2018/05/03
wei xian tiang
1
サウスアーマー、ダウンといったアイルランド紛争の影濃い地名が印象に残った。2019/06/05
Toshihiro Fukutoku
0
これも、面白いはずなんだけど、ストーリーがどんどん進み、簡単に物事が成功してしまう。ストーリーに置いて行かれてしまう。2014/09/06
やえもん
0
ショーン・デイロンのシリーズを読んでみたくなります。怪物のような主人公です。リーアム・デブリンと重なる部分が多いと思う。戦士とは何ぞや!?と問いかけます。生きる意味のある人生というのは?2010/04/02