内容説明
ニューヨーク、雨の早朝。川で女性の死体が上がった。彼女は、米大統領の腹心ブレイク・ジョンスンの元妻ケイトだった。ジャーナリストの彼女が現在取材していたのは、勢力を伸ばしつつあるマフィアの若き幹部…暗部に踏み込みすぎたために、消されたのだ。血の復讐を誓うブレイクを助けるため、盟友ディロン一統も、怒りに燃えて立ち上がった。情報力、権力、知力…持てる限りのすべてを駆使した復讐劇が、今、始まる。
著者等紹介
ヒギンズ,ジャック[ヒギンズ,ジャック][Higgins,Jack]
1929~。イギリス生まれ。幼年時代をベルファストで過ごし、第二次世界大戦にも従軍。75年『鷲は舞い降りた』が世界的ベストセラーとなり、その後も筆名を多く使い多数の作品を送り出している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふみふみ
11
ショーン・ディロン八作目。米大統領の腹心ジョンソンの元妻がマフィアに殺され、復習を誓うジョンソンを助けるためディロンが単独で立ち上がる。これは映画で例えるとジョン・ウィックかイコライザーかと震えましたが、いつものアンチヒーロー版007でした。英特殊情報機関以下お馴染みの面々がきっちりサポートして、テンポ良く都合のいい展開はスリラーとしては軽いかな。血の復讐劇ならぬ軽快な復讐活劇です。2024/10/03
HiroNuma7
4
おそらく再読。ショーン・ディロンシリーズ8作目。主人公のショーン・ディロンは、天才スナイパーでかつ王立演劇アカデミー出身の天才で、元テロリストとしても伝説的人物でしたが、ある出来事を期にイギリス政府機関と取引をして、首相直属の諜報員として働き始めます。007のような感じですが、主人公が元悪役だったように、政府側が必ずしも善玉といえません。(ギャングと組んだりしますし、場合によっては法を破ります)本作では、前作で協力したアメリカ政府の関係者の元妻が殺される事件が起きます。2016/06/15
tai65
3
星4つ2018/04/14
かんとり
1
相変わらずの無敵なディロン… 笑 悪人はおしげもなくバタバタ死んでゆき、任侠ギャングのボスまで味方につけて… 任務成功がちょっと軽すぎ。 笑 アクション小説としてはまあ楽しめますな。2016/03/16
やえもん
1
ジャック・ヒギンズのシリーズを読みなれてくると、一つの世界観が出来上がってくる。肌になじんでくる。登場人物の価値観・行動などが手に取るようにわかってくる。ずっと裏切らずにいてくれる心地よさがある。2010/04/29
-
- 和書
- スペイン語への架け橋