角川文庫
ホワイトハウス・コネクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042795032
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

雨降る深夜のニューヨーク。高級住宅街の闇で、一人の上品な老婦人が拳銃を手に、男を待ち伏せていた。「あと三人…」同じ頃、ロンドンでは“首相の私的軍隊”ことディロン一統が驚愕の事実を掴んでいた。ホワイトハウスから過激派に情報が漏れているというのだ。真実なら、米英両国を揺るがす大醜聞となる。だが、捜査線上に浮かんだ人物は、同じ銃ですでに次次と殺害された後だった…誰が、何のために?ディロンらの熾烈な追跡劇が幕を開けた!ヒギンズ節がますます冴えわたる、充実の冒険サスペンス。

著者等紹介

ヒギンズ,ジャック[ヒギンズ,ジャック][Higgins,Jack]
1929年イギリス生まれ。幼年時代をベルファストで過ごし、第二次世界大戦にも従軍。75年『鷲は舞い降りた』が世界的ベストセラーとなり、その後も筆名を多く使い多数の作品を送り出している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

62
イギリスの情報局の秘密部隊の動きがホワイトハウスに潜むコネクションによってアイルランドの過激派に流れていた。こういうスパイものはよくある話だが、殺された青年将校の復讐を企てるのが仲間たちではなく年老いた母親というのが、今までにはなかった設定。体力のなさをカバーするのは、勇気と胆力と冷徹さ。情報を漏らしている「コネクション」とは、誰か。ヘレン・ラングの復讐は完遂するのか。ヘレンが復讐者であることがばれてからのハラハラ感がたまらないスリル満点の話だった。2021/10/10

ふみふみ

11
ショーン・ディロン七作目。ホワイトハウスの密告者からIRA過激派組織に流れた情報が息子の惨殺に繋がったことを知った老貴婦人が、事件の関係者を突き止め、次々と暗殺していく。金目当てのマフィアが絡む話もいいけど、復讐がテーマの物語は敵味方共キャラ立ちし、特に老貴婦人の暗殺者ヘレンと専属運転手で元軍人のへドリー、過激派リーダーで冷酷無比な殺人者バリーが際立ってますね。ディロンシリーズの快作です。2024/09/14

コージ

3
ジャック・ヒギンズらしい格好良い小説だった。主人公の60代女性が格好良い。ショーン・ディロンは勿論格好良い。主人公の女性の専属運転手も格好良い。「大統領の娘」の時の大統領、ディロンの上司のファーガスン准将と馴染みのある人物ばかりが登場する。ヒギンズの現代劇の作品の中では上位に位置するぐらいの面白さだと思う。2021/02/24

tai65

3
星4つ2018/03/06

tai65

2
星4つ2023/10/28

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