内容説明
2001年11月、北アフリカ沖。浮上した潜水艦からゾディアック膨張式ボートが発進した。元英国秘密情報部工作員ニック・ストーンの任務は、アルジェリアに潜入し、マネーロンダリングに関わっている男を殺害すること。9・11に対する西側からの何らかの報復らしい。だが一度きりのはずのCIAからの依頼には続きがあった。いにしえから続くアルカイダの送金システムを巡り、ニックは南仏を舞台とした終わりなき戦いの泥沼に引き込まれていく―。
著者等紹介
マクナブ,アンディ[マクナブ,アンディ][McNab,Andy]
DCM(殊勲章)、MM(戦功勲章)受賞者。16歳で英国陸軍に入隊。1984年に第22SAS連隊に入り、世界各地での作戦に参加する。湾岸戦争では“ブラヴォー・ツー・ゼロ”のコールサインを与えられたSAS兵士8名を指揮(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねりわさび
48
元特殊部隊隊員マクナブにより描かれたエスピオナージ小説。前半部はテンポが良いのに後半の南フランス隠密行動での描写が、神経質的な細やかさで構成された長ったらしい文章が続く。ドキュメンタリーだとしたら傑作なのですが架空の物語でこうした表現は読みにくいとしか。玄人の軍事マニアにはお薦めします。2020/07/30
キミ兄
3
今回は途中から延々と偵察、監視、待ち伏せの描写が続く。世界を救うとかいう視点も無いのでかなり冗長で退屈。でも本当はこんなもんでしょう。リアリティとして受け止めました。しかしタイトルが大げさ。☆☆☆。2018/01/28
tai65
1
星4つ2014/08/27
yos
1
マクナブの冒険作品を読む醍醐味は、痛みと緊張に満ちたシーンの一つ一つを、リアルに追体験する興奮であろう。著者は元SAS兵士。この特異な経歴から来る細部にわたる圧倒的なリアリティが作品の強みである。例えば、3人からなるチームがターゲットを捕捉・拉致するまでの作戦を、微に入り細を穿ち再現する。ただ、あまりにも忠実に再現されたやりとりはやや冗長で、スピード感に欠ける。また、後半四分の一が少々雑なところも残念。しかし結末はそれなりに納得がいくし、主人公の行動は小気味よい。次作も期待して待ちたい。2007/06/16
広中錫
0
+4 LIBERATION DAY by Andy McNab 20022017/09/13
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- 和書
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