内容説明
元SAS隊員にして、現英国秘密情報部工作員のニック・ストーンは、娘の治療費のために、絶望的に金を必要としていた。大金を稼ごうと、フリーランスでロシア・マフィアの親玉を誘拐する作戦に加わったニックだったが、誘拐は失敗し、気づかないうちに、通信傍受システム“エシュロン”のハッキングを巡る謀略に巻き込まれてしまう。厳寒のフィンランドやバルト海を舞台に、正体の見えない大きな敵との死闘が始まった―。超絶のディテイル描写で他を圧倒する、人気シリーズ最新作。
著者等紹介
マクナブ,アンディ[マクナブ,アンディ][McNab,Andy]
DCM(殊勲章)、MM(戦功勲章)受賞者。16歳で英国陸軍に入隊。1984年に第22SAS連隊に入り、世界各地での作戦に参加する。湾岸戦争では“ブラヴォー・ツー・ゼロ”のコールサインを与えられたSAS兵士8名を指揮
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キミ兄
3
シリーズ3作目。主人公の言う「首まで糞につかった状態」がどんどんひどくなってきている。もはやただの傭兵になったニックは、ミリタリー物における刑事フロストか。☆☆☆。2018/01/26
tai65
2
星5つ2014/08/26
YASU915
0
とても描写がしっかりとしていて、臨場感がとてもある作品でした。2010/02/02
まろ
0
ニック・ストーンはやっぱり面白い。何時も最悪の事態に陥り、そこから這い出るためにあがく彼の必死さ。彼の生き様に悲哀を感じる。
yos
0
英国秘密情報部工作員のニック・ストーンが、厳寒のフィンランドを舞台に死闘を繰り広げる。作者アンディ・マクナブ自身が元SAS(イギリス陸軍特殊空挺部隊)という経歴を持ち、戦闘シーン、作戦遂行シーンのディテイルの細かさとリアルさには定評がある。今回のニックはとことん運がなく、50ページに1回は絶体絶命のピンチに陥り、寒さと痛みにのたうち回る。ハードボイルドやなぁと感心しきり。シリーズ1作目「リモート・コントロール」はめちゃめちゃ面白い。3作目の「ファイア・ウォール」もなかなかよかった。
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- 和書
- くっくちゃん