内容説明
1920年2月、一人の若い女がベルリンの運河に身を投げた。彼女はすぐさま病院に収容されたが、所持品から身元を明らかにすることは出来なかった。翳りのある青い瞳、気高さの漂う身のこなし。ロシア宮廷について豊富な知識を持つこの不思議な女性は人々の噂になり始めた。驚くべきことに、彼女こそ、ロシア最後の皇帝ニコライ二世の娘、アナスタシアではないかというのだ。皇帝一家はロシア革命の際、全員銃殺刑に処せられたとされている。果たして、この女性は、真実、ロマノフ家の生き残りなのだろうか…?一人の女性の数奇な運命を綴る、今世紀最大の歴史ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫草
6
彼女は本当に皇女アナスタシアなのか?細かく検証されていくのかと思ったら、わりと感情的に「私は信じた」みたいな調子なので残念でした。今ではDNA鑑定でアナスタシアではなかったという結果が出ていますが、最近の日本の冤罪事件などを見てるとDNA鑑定も絶対ではないようだし。でもこの本は、歴史の検証というよりも、以前読んだ「自分がUFOに拐われたと信じる人」と「未確認動物を見たと信じる人」のお話のようにも思えるなあ。2016/11/13
ななお。
1
柘植さんの本より「リアル」かな。でも翻訳モノって読みにくい……。2009/08/24
ぺしみち
0
面白い2012/03/06
shamrock
0
なんだか決定力不足。やはりロシアは本で読むより、行った方がおもしろい。2010/10/18
michirano
0
ROHライブビューイングに合わせて.本当のところがどうかはさておいて,フィクションとして読んだ.2017/01/06
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