角川文庫<br> 覚醒するアダム

角川文庫
覚醒するアダム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 455p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042775027
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

「幽霊は人間の想念が造り出す」心理学者サムの説に雑誌記者のジョアンナは興味を抱く。サムの提案で、幽霊を科学的に造り出す実験に参加するジョアンナ。そして架空の人物「アダム」のイメージが参加した八名の意識の中で生命を持ち始めたとき、実験室でポルターガイスト現象が起き始める。すべては科学的に記録され、実験は成功を収めたかに見えた―参加者が一人ずつ不可解な死を遂げ始めるまでは…。ページを繰る手が止まらない、ノンストップ超自然スリラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

45
架空の幽霊を作り出す実験。その実験に参加した人々が一人、また一人と……。心理学の実験というとミルグラム実験やスタンフォード監獄実験等が想起されるが、本書における実験は最初っから超心理学の分野という事でちょっと勝手が違った。人間の意識と世界が直結しているというのは、当時の流行だったのかなあ。セカイ系とか流行ってたし。それでも本書はホラーとしては十分以上に及第点。参加者が一人ずついなくなって行く様や、ヒロインが追いつめられる様は頁から目が離せなかった。特に架空のはずの存在が、現実を侵犯していく所等は特に。2015/11/26

大津正

0
始めて面白いと思った洋書☆ 生活環境が違う外国の風習や生活習慣など、日本人には遠すぎる間隔があって洋書は苦手だったが、これをきっかけに貪るように読んだ☆ 全ての事象が複線となり、思いも寄らぬ結末に結んでいく様はちょっとした快楽さえ覚えるくらいだった☆

まるちばく

0
期待したほど怖くなかった。翻訳ものが好きでも「怖さ」に対する感覚の民族的な差異は乗り越えられないんだな。2009/10/14

みにゃー

0
すごく面白かった。SF風ホラー。まあまあ怖い。なぜ2人が残されたのだろう。彼女がカゾーボンを受け入れていたらどうなっていたのだろうかと言うのがすごく気になる。サムの結末はうまく収まらず無理やりしたようであまり気に入らない。最後の一行はとても良い2021/11/10

のん

0
何が起きてるのか分からない、じわじわくる怖さでした:(´◦ω◦`):映画化出来そう。 「恐怖」というのは世界共通ですね。 しかし、登場人物がカタカナになると途端に覚えられなくなるんだよな~。 何度人物紹介見たことか!(笑) 2019/05/11

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