角川文庫<br> セブン・イヤーズ・イン・チベット―チベットの7年

角川文庫
セブン・イヤーズ・イン・チベット―チベットの7年

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 474p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042770015
  • NDC分類 292.29
  • Cコード C0198

内容説明

インドで戦争捕虜となったオーストリアの登山家は、収容所を脱走し、想像を絶する過酷な旅のはてに、世界の屋根チベット高原の禁断の都に漂着する。「私は、これほど素朴な信仰心を持つチベット人にはいつも深い羨望の念を覚えた。私自身は生涯を通じて宗教を求めながらついに得られなかったからである。私は、浮世の出来事によって疑惑に陥って右往左往することなく、それを平静に眺めることを、この国で学んだ」。若き日のダライ・ラマの個人教師をつとめた登山家が綴った山岳紀行文学の金字塔。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

28
紀行文要素が多い自伝です。なかなか知ることが出来ないチベットの自然や風俗、政治を知ることができます。この本を読む限りチベットは漢民族と全く異なる文化であり、政治体制も確立されていることより独立国だと言えますし、中国がしていることは侵略だと思いました。2022/01/05

ミスターテリ―(飛雲)

19
この一週間、まさに登山家のハリ―と一緒に六千メートル級の峠を越え、零下30度の雪山の中を凍傷と靴擦れに苦しみながら歩いていた。同時にハリ―の自由を求めて前進するその姿に感動する。その精神が後年チベットの独立運動の礎となる。そしてついにダライラマが住んでいるラサにたどり着く。しかしこの作品が貴重なのは、今まで欧米人が知らなかったチベットの人たちの政治、文化、信仰、生活習慣すへてが詳しく書き綴られていることである。しかし中国の侵略によってダライラマ14世はインドへ亡命。ハリ―の7年間の冒険は終わりをつげる。2019/12/12

雨猫

15
映画を観てチベットに興味を持って。映画よりずっと面白かった!映画はダライ・ラマとの交流がメインだが実際はインドの抑留所から脱走しヒマラヤ山脈に沿う形での逃亡にものすごく時間がかかってる。脱走だから装備も食料も不十分な中、過酷な旅を続けた。ハラー氏の歯に衣着せぬ物言いがユーモラス。チベットの文化・風習に驚愕し、ぐんぐん吸収していく様は逞しい。長年世界の屋根で平和に暮らしたチベットがあんなことになってしまったのは非常に残念。ハラー氏のチベットとダライ・ラマに対する深い共感と愛を感じる。☆5つ2015/07/07

ryuetto

14
ヒマラヤ登頂のためにインドに渡った登山家が、戦争が始まったために帰れなくなり、抑留されて、自由を得るために脱走し、安全を求めて中立国チベットを目指したその旅の記録。彼らの旅の過程は波乱万丈な上に、チベットという独特な文化の紹介にもなっていて、著者と一緒に異世界を旅した冒険物語を読んでいるような気分になった。著者が、いかにこの国を愛し、この国で過ごした日々を大切に思っているか、文章から伝わる。この素敵な国が、今でもそのまま平和であればよかったのに、と思わずにはいられない。非常にいい本でした。おすすめです。2017/04/08

zoros

13
登山中に戦争が始まってしまい、インドに収容された筆者が脱走しチベットに入国する実話。収容生活は快適だったそうだがチベットを目指したそうだ。ラサにいたるまでは悲惨。私もナムツォという湖に行ったが、途中の道は延々と荒涼な上り坂で、標高5500メートルあった。言葉もわからず、高地に慣れた体でもないのに、何も持たずに歩いたとは信じられない。 この本はラサに入ってからが面白い。筆者が迷信的な世界をどこかで無邪気だと思いながら、その信仰の温かさに魅了され、チベットをどんどん愛していくのがわかります。2020/12/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/404240

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。