内容説明
すべては、はじめ見えたほど単純ではなかった。王子ベインの本当の父親は、国王ではなかった。おまけに突然現れた、王子の侍従長アルフレッド。その滑稽な外見の奥に、とんでもない秘密を隠しているらしい。さしものヒューにも、今回の件は厄介なものになりそうだった。その頃、遙か下方、ドレヴリンでは、ゲグ（ドワーフ）の革命家リムベックが、新たな〈神〉に遭遇していた。その者こそは他ならぬハプロ、〈冥界の門〉を抜けてやって来た超魔術師一族パトリンの生き残りだった。二つの動きの交わるところ、空の世界アリアヌスに変革の時が訪れる。壮大なファンタジー、第二弾。
感想・レビュー
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ハイランス
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表紙の美少女のように見えるベイン王子、ドジな侍従長アルフレッド、王子の暗殺を国王から請け負った殺し屋ヒューの3人旅。しかし、3人とも隠し事と裏目的を抱えていて、表向き王子の護衛旅なんだけど、お互いに利用しあったり、暗殺しようとしたり、見捨てようとしたりして信用できないが協力せざるを得ない旅になる展開が面白い。 謎の機械キクジー・ウィンジーを神聖視する世界に革命を起こそうとするドワーフ：リムベックの話とも繋がり、展開に目が話せない2巻だった。2024/08/14
