内容説明
宇宙の彼方に突如出現した巨大艦ナラダ。艦長のネロは惑星連邦の艦船を殲滅し、さらに恐ろしい計画を進めていた。理由は誰にもわからない。カークとスポック―かたやアイオワの農場で育った元不良少年と、かたや感情を抑制し論理にのっとって生きる青年―は共にエンタープライズに乗り込み、謎の巨大艦を追う。宇宙の運命は、正反対の個性を持つこの2人の若き男たちに委ねられた。新たなる伝説が幕を開ける―。驚愕のオフィシャル・ノヴェル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
magurit
8
珍しく読まずに映画を観てワカラン、変な事だらけで、読んで少し補完されました。面白い話ですが、映画はイマイチかな。音楽はターミネーターとSW(epi2&3)を合わせたようなマイナー系。バラエティ番組で「スタトレごっこ」のネタにされるんだろうな。玉木宏みたいなスポックは嫌。2009/06/10
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
5
映画を観てから本を読みました、今回の映画の欠点は音楽ですね。前までの映画のサントラをバックに読みました。新しいスタートレックとして、どんどん続編が作られていくといいですね。映画ではちょっと納得できない部分も小説で補完されてよかったです。後書きにあった前日譚も早く日本語版が出版されると良いなぁ2009/05/31
yk_tani
5
読み終わった。映画見てきた。昨年の公開予定だったのに......。11作目の映画として、TOSの時代で、新キャストというのにははじめはびっくりしたが、良かった。USS ENTERPRISEがカッコ良くなってた。コバヤシマル・テストとかもあってかなり楽しめた。やはりユーモアのセンスとかがいいね。2009/05/30
Ken D Takahashi
4
このシリーズは10代の頃から楽しんでおります。ドラマ、映画は勿論の事小説は随分所有しております。この作品は所謂リブートされた新シリーズであります。オールドファンにとってはお馴染みのエピソードや思わす唸ってしまうエピソード迄折り込まれ、僕としては大満足の作品です。この様に10代で影響を受けた作品を50になっても楽しめるのは齢を重ねた者の特権であります。2017/11/20
ニミッツクラス
4
09年米映画のノベライズ本でフォスターの筆致も稀にみる丁寧さがあるが、それより脚本が良すぎて泣き笑いできる。久々に一気読みした。スタトレ・ビギニングと銘打つとアーチャー率いるENT話があるから語弊がある。内容はTOSビギニングなのだけど、それを強調すると喜ぶのはトレッキーだけで、門外漢無視だと毎度言われることに。TOSやその劇場版、TNGなどで細切れに触れられてきた逸話の集大成にもなっている。スールーが後に艦長となるUSSエクセルシオールも今回は・・。例の虫は、将来「カーンの逆襲」に出る奴か。★★★★★☆2012/11/18