内容説明
それぞれの思惑が絡み合う中、トムは世界中を飛び回り、なんとか合併にこぎつける。しかし、常に支えであった友・コンスタンティンが、ギリシャ政変に巻き込まれてしまう。彼を軍の拷問から救出し、そこで共に闘ったカーステンと恋に落ちるトム。無二の親友と妻を同時に得た彼の人生はいまや順風満帆かに見えた。が、運命は暗転した。全てを支えてくれていたモーリスの死―社の覇権をめぐって、新たな権力闘争が始まった。イギリス、ギリシャ、アメリカを舞台に、謀略と愛憎が錯綜する壮大な冒険サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
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☆×4.0…読みやすさはこちらの下巻のほうが圧倒的に上です。やっぱり拷問の場面はきつすぎでしたね。上巻が軍事政権への復讐ならばこちらは企業を乗っ取ろうと画策した愚か者への「復讐」でしょう。関係ないことですが、この愚か者たちの取ったある行動はある「塩」とか言う人のご乱心事件と似つくものがあります。それらの乱心に使われたものが種類こそ違えどまさに「それ」だったもので…気質も似ていたのでそ奴しか思い浮かびませんでした。うむ、罪な作品だね!!だけれどもトムが愚か者に復讐を果たす場面はよかったです。2012/04/12
eyb322
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トムがなぜ殺人を犯そうとするのか、誰を殺そうとするのかが徐々に明らかになっていく2010/01/21