内容説明
私はキャル・ブラッドリー、小さな田舎町でクリニックの所長を務める精神科医だ。妻マリーとは結婚して十四年、今なお変わらぬ美しさの妻に、私はぞっこんだった。かわいい三人の子供にも恵まれ、私のような風采の上がらない中年男には、これ以上望むべくもないほど幸せで穏やかな人生を手に入れていたはずだった…あの青年が目の前に現れるまでは。過去、そして現在まで築き上げたものすべてが一瞬にして崩れ落ちてゆく―男と女、夫と妻のあいだに横たわっているものとは!?嘘と幸福がもつれあう、ひそやかな恐怖と衝撃の物語。
著者等紹介
クラヴァン,アンドリュー[クラヴァン,アンドリュー][Klavan,Andrew]
1954年ニューヨーク生まれ。カリフォルニア州立大学を卒業後、ラジオ局のニュース原稿を執筆するかたわら、『ヴィレッジ・ヴォイス』等に常連寄稿する。弟と共作し、マーガレット・トレイシーの名で発表した『切り裂き魔の森』でMWA賞受賞。また、キース・ピータースン名義の作品『夏の稲妻』で再びMWA賞を受賞した
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感想・レビュー
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kinki
1
縁の不思議2012/09/28
ルウ
0
★12014/10/06
おみみ太郎
0
大好きなミステリーです。2013/07/09
アンブレラ☆
0
主人公が精神科医、ということだけでこの本を選んだ。が、私の好みではなかった。。2012/09/12
銀木犀
0
妻が浮気をする話と思ったら、もっともっと複雑な話だった。日本の夫婦にはあまりいないラブラブっぷりにもびっくり。でもその愛のためには犠牲が・・・主人公たちにも同情できるんだけど、なんともいえない読後感だった。ピーターは精神的に問題はあっても、特別な才能のある子だったということ?そのへんはよくわからなかった。でもピーターが最初の放火や暴力などの罪をまぬがれるいきさつは好きになれない。田舎ではああいうこともあるんだろうか。あとハニカットは真相にすべて気づいていたんだろうか。2010/10/14