内容説明
バルト海に面したエストニアは多くの優秀なヨットクルーを輩出していた。ロシアから独立はしたものの軍事的にはいまだロシアの影響下にあったこの小国では完全な独立を求める民衆の思いが爆発寸前だった。イリッチがエストニアの大学で講演をしていたとき暴動が発生した。暴動を扇動したとしてロシア軍に身柄を拘禁されたイリッチは、ロシアのためにではなくエストニアのためにヨットに乗ることを決意し、ある計画を実行する…。混迷する旧ソビエトの実情とあるヨットマンの悲劇を描く長編。
感想・レビュー
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