内容説明
カンボジアの奥深い谷に旅客機ボーイング707が墜落、炎上する。生存者は4人。元英国空軍パイロット、ドナルド・カーターは、他の3人、16歳の少年と14歳の少女、そして美貌のカンボジア人スチュワーデスとともに、モンスーンのジャングルを彷徨い、失われたクメール王朝のおもいもよらぬ秘密に遭遇する。だが、四方を切立つ崖に囲まれたこの谷から帰還するためには、米軍が放置していったダコタ機DC‐3を修理して飛ぶ以外に方法はない。秘境に投げだされた人間の恐怖と葛藤、よみがえる名機ダコタを描く待望の傑作冒険小説。




